指揮者 『樋本 英一』氏について
東京芸術大学音楽学部声楽科及び指揮科卒業。声楽を畑中良輔、平野忠彦、大久保昭男、指揮を伊藤栄一、金子登、遠藤雅古、マルティン・メルツァー、佐藤功太郎の各氏に師事。指揮科在学中に安宅賞受賞。
1984年中国政府の招聘により、北京、西安、上海を訪問し演奏。翌年にはニューヨーク・カーネギーホールにおける東京・ニューヨーク姉妹都市招聘25周年記念“シルバーブリッヂコンサート”を指揮、ニューヨーク・タイムズ紙上で高い評価を得た。1986年には中国・西安音楽学院の招聘により再度中国を訪問、同学院オーケストラを指揮。
オペラでは1981年「喪服」(石桁真礼生作曲)、1984年「魔笛」を指揮した後、1988年より星出豊氏の副指揮者として日本オペラ協会を中心に多くの公演に参加して研鑽を積み、同氏よりオペラについて学ぶ。1990年日本オペラ振興会新作オペレッタ「ピノキオ」(宮本亜門脚色・演出)の指揮で好評を博し、1991年の再演も指揮。日本オペラ協会へは1991年、浜松公演「天守物語」(水野修考作曲)で指揮者としてデビュー、さらに1995年3月「山椒大夫」(小山清茂作曲・新作初演)を指揮して東京本公演にデビュー、各紙上で好評を博した。その他の指揮作品に「フィガロの結婚」「コズィ・ファン・トゥッテ」「修道女アンジェリカ」「ジャンニスキッキ」「カヴァレリア・ルスティカーナ」「カルメン」「こうもり」「那須与一」(原嘉寿子作曲)「黒塚」(牧野由多可作曲)「あまんじゃくとうりこひめ」「おこんじょうるり」(林光作曲)「人買太郎兵衛」「鳴神」(間宮芳生作曲)「アマールと夜の訪問者」等がある。新国立劇場柿落とし公演「健」で合唱指揮を担当。また2002年4月新国立劇場小劇場オペラシリーズ「シャーロックホームズの事件簿」(原嘉寿子作曲)8月ニューオペラプロダクション、東京文化会館共催「耳なし芳一」(池辺晋一郎作曲)を指揮した。
合唱では90年、東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンスに就任、以来、同合唱団の定期演奏会を含む多くの公演を指揮し、好評を博す。青山学院グリーンハーモニー、慶応義塾ワグネルソサイエティ女声、東響コーラス、東京リーダーターフェル等アマチュア合唱団の指揮も多い。1989年には早稲田大学グリークラブ中国公演、武蔵野合唱団ハンガリー公演に同行、指揮し、好評を得た。本年6月東京リーダーターフェルを指揮してベルリンにおける世界合唱祭に参加、他にもドイツ各地で演奏、地元合唱団と共演した。
オペラ、合唱での共演を通して新星日響(現東京フィル)、東京シティフィル、日本フィル、九州交響楽団等のオーケストラを指揮。現在東京ニューフィルハーモニック管弦楽団指揮者。
他に、東京芸術大学、桐朋学園短期大学、二期会オペラ研修所、各講師。
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