指揮者 『斉藤 育雄』氏のプロフィール
東京生まれ。5歳よりピアノを山寺恵子氏に師事。
早稲田大学第一文学部ロシア文学専修卒業。在学中より、指揮を山下一史、紙谷一衛両氏に、音楽理論および、スコアリーディングを上江洲玲子、糀場富美子両氏に師事。その後、東京芸術大学音楽学部指揮科に入学し、同大学にて指揮を佐藤功太郎氏に、ピアノを神野明氏に師事。在学中より芸大フィル(プロフェッショナル・オケ)や、学生オーケストラと共に多くの公演をこなし、レパートリーを広げる。
2000年に同大学を卒業後、同年、神奈川芸術文化財団主催の團伊久磨作曲オペラ「ちゃんちき」の副指揮に起用される。2001年4月より、木更津のKJOジュニア・オーケストラの指揮および指導にあたる。同年末には、神奈川芸術文化財団主催の林光のオペラ「白墨の輪」の副指揮を務める。なお、二期会において、ロシア・東欧オペラ研究会が発足し、その専任指揮者となる。
2002年4月にその研究会の第一回定期演奏会が催され、大好評を博す。また、同月、ロシアのウラジオストックに渡り、音楽祭に参加。その際、当地のプロフェッショナル・オケであるパシフィック・シンフォニー・オーケストラを指揮し、成功を収める。9月に公演された東京室内歌劇場によるジャン・コクトーにちなんだオペラ(プーランク「人間の声」、ミヨー「哀れな水夫」)において副指揮者ならびに練習ピアニストを務める。同年11月には、團伊久磨作曲のオペラ「ちゃんちき」の北京公演のため、副指揮者として渡中。帰国後まもなく、尚美学園大学の音楽専攻科ならびに副科のオーケストラの指導に携わり始める。同時期、東京室内歌劇場主催の日韓独共同制作オペラ・プロジェクト(現代作品のオペラ)に副指揮者として携わり、2003年1月の本番では、成功を博す。このオペラ・プロジェクトのソウル公演のために、2月末に渡韓予定。6月にはロシア・東欧オペラ研究会の第2回定期演奏会を指揮する予定。また、11月には、神奈川芸術文化財団主催の林光のオペラ「白墨の輪」の再演に副指揮者として参加する予定。
以上の通り、オーケストラ、オペラの分野の指揮者として活躍する他、歌曲の伴奏ピアニストなども務め、地道な活動を続けている。
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