・このページでは、市原市楽友協会オーケストラの練習時における悲喜こもごもを楽しく明るく正直に?お伝えしたいと思います。
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それでは、さっそく・・・

 2025年4月19日(土)、26日(土)

 複付点の攻略法は・・・。


 今月後半は、ブルックナー強化練習という感じで、2回に分けて全楽章の合奏をしました。
 ブルックナーは他の曲もだけど、とにかく“複付点音符”がこれでもかと出てきます。そして、これがかなり難しい・・・。
 意識していないと、普通の付点音符の弾き方になるし、意識し過ぎるとテンポが遅く、重たくなってしまう。
 という訳で、マエストロから複付点攻略法というべき、練習法の教示がありました。(全員が同じ音で同じリズムをやっているのはちょっと異様な光景?)
 同じ音でいいので、まずメトロノームに合わせて四分音符を刻む→同じ音でいいので、その四分音符にひっかけるように音を付ける。そうやって繰り返すことで、複付点の感覚を身に着けたのち、楽譜通りに練習する。地道な作業になりますが、とにかく、身体の中に複付点のリズム感を染み込ませることが大事!!
 もうすぐ、ゴールデンウィークもあるし、それぞれ、複付点のリズムとしっかり向き合いましょう!
 それから、4楽章は、何か所か、ritとa tempoがあります。
 下記を参考に楽譜に記入をお願いします。(抜けているかもしれないので、必ず同じパートのメンバーに確認してね!)
 【第4楽章】
 ・7小節目 rit.
 ・9小節目 a tempo
 ・17小節目 rit.
 ・19小節目 a tempo
 ・Fに入る前に少しルバート
 ・169小節目 rit.
 ・171小節目 a tempo
 ・251小節目 rit.
 ・253小節目 a tempo
 ・VからはBreit(幅広く、ゆったりと)なので、少しゆっくり
 ・Wの前で気持ちaccelしてテンポを戻す
 ・281小節目 rit.
 ・283小節目 a tempo
 ・289小節目 rit.
 ・291小節目(X) a tempo
 ・313小節目 Langsam(ゆっくり) ここでいきなりゆっくり
 また、94小節目など四分音符にある“schwer”は「重く」という意味なので、音を抜かない。
 (以降、同じフレーズのところは同様に)

 その他、テンポの指示のほとんどがドイツ語なので、それぞれググって調べましょう!
 (以下、全体に書かれてる指示ですが、ニュアンスが微妙に違うかもしれません。)
 【第1楽章】
 ・W Sehr feierlich とても荘厳に(sehr…非常に、とても)
 ・X Sehr ruhig とても静かに
 【第2楽章】
 ・冒頭 Sehr feierlich und sehr langsam とても荘厳に、そして、とてもゆっくり
 【第3楽章】
 ・冒頭 Sehr schnell とても速く
 ・Trio Etwas langs. 少しゆったりと(Etwas…少し)
 【第4楽章】
 ・冒頭 Bewegt, doch nicht schnell 活き活きとして速く。しかし、急がずに。

 次回は、連休明けに、弦と管打に分かれての分奏です。それぞれ、先生からいろいろ吸収しましょう♪
 
 2025年4月5日(土)、12日(土)

 ブルックナー、難しい~。


 4月、、、学生ならば、新学期ですね。オケの方も、心新たに頑張りたいところです。
 夢ホールコンサート後、夏の曲目の練習が本格化してきました。夢ホールコンサートの練習と並行して、合わせはやっていたのですが、それでもやはり、まだまだ楽譜に翻弄されている感じです。特に、ブルックナー・・・臨時記号の多さに、目がパチクリ?! オルガン奏者でもあったブルックナー、音程が合っていないと和音の響きが濁り、あれれ?って感じに。あと、結構ユニゾンもあるので、もっともっと音程に気を付けないとね。
 そういえば、先日、TVで「吹奏楽の旅」が復活してて、コンクール全国大会で金賞受賞するような学校が出ていたけど、練習中の彼らの楽器には、一人一人チューナーにつながるマイク、あるいはチューナーそのものが取り付けられていた。チューナーに合えばいいってものでもないけど、やはり基本となる音程は各自がしっかりしていないといけないので、取り組みとしてはいいのかな。それにしても、便利な時代になりましたね。あんなにコンパクトなチューナーやマイクがあるんだから。
 と話が横に逸れました。すみません。
 ブルックナーの4楽章は、大きなフレーズの変わり目で、少しタメがあったり、ritしたりするので、各自楽譜にしっかりチェックを入れておいてね。そして、すぐに元のテンポにもどるので、グズグズしてたら、置いて行かれるよー。
 そして、2楽章について、ブルックナー好きの方なら、よくご存じかと思いますが、マエストロから説明がありました。
 ネットでもググってまとめてみると、、、「第2楽章は、敬愛するワーグナーの死を予感しながら書いたと言われている。師の訃報を聞いた後、葬送の辞となるコーダを付け加え、ワーグナーが自分の楽劇のために作らせた楽器“ワーグナーチューバ”の重奏部分を作曲し、悲しみと祈りを表現したと言われている。」
 そんなエピソードが!!・・・と知ると、この2楽章の音楽に込められた想いの深さがじわーと沁みてきますね。
 ブルックナーの想いを音にできるよう、みなさん、一層練習に励みましょう!

 2025年3月22日(土)、29日(土)

 夏のコンサートに向けて・・・


 夢ホールコンサートが終わり、1週置いて、夏に向けて合奏練習再開です。
 マエストロの声もほぼ治っており、一安心。まだ若干咳が出るようでしたが、お元気そうで何より。
 練習の方は、まずブルックナーから。すでに、どの楽章も一回は合わせていますが、やはりかなり難しそう・・・。マエストロからは、この曲に関して、いろんなお話(三位一体とか)がありました。みんなはまだまだ音符に翻弄されておりますが、作曲家さんは作品にいろんな想いを込めていたり、構想を練っていたりするんですよね。
 時間がかかっても、そういったところまで突っ込んだ演奏ができるようになるといいですね。
 しかし、臨時記号だらけのこの楽譜、、、奏者泣かせです。
 それに比べると、ワーグナーの方が音は取りやすいでしょうかね。その分、リズムなどはきっちり弾くようにしましょう。
 そして、最近、特にダイナミクスに関するマエストロからの指示が多いように思います。自分のパートだけでなく、他のパートとの強弱の違い、役割を考えて音を出すことが大事ですね。
 みんなのブルックナーがどのように変わっていくか、これからが楽しみです♪

 2025年3月9日(日)

  第6回 夢ホールコンサート本番終了! 

 
 今年初の本番が無事に終わりました!
 嬉しいことに、今回も午前午後とも立ち見が出るほどの大盛況でした♪
 マエストロは先週から声枯れタイプの風邪をひいてしまっていて、残念ながら、いつもの美声ではありませんでした。(;_;)
 それでも、マイクの力を借りつつ、楽器紹介や曲の紹介、作曲家の紹介など、ふだんクラシックになじみがない方でもわかるようにと、ユーモアを交えながら、ていねいに解説していました。いつもながら、お客様には大好評のトークでした。
 今回は、アンダーソンの「踊る子猫」でお客様に猫の鳴き声で演奏に参加していただいたり、ハンガリー舞曲第5番で指揮者体験、そして、オケの演奏に合わせて、「ふるさと」を歌っていただいたりと、参加型の企画が多く、とても楽しんでいただけました。
 お帰りになるお客様がみなさん笑顔で、本当にやりがいのあるコンサートだったと思います。

 夢ホールの本番は、市民コンサートとは違って、演奏者のみんなが緊張でピリリという感じではなく、演奏を心から楽しんでいる様子なのもいいですね。
 演奏がのびのびして聴こえました。ただ、ホールの性質で、管楽器が響き過ぎ、弦楽器とのバランスが少々悪い点もあったかなと。

 さて、夢ホールコンサート大盛況で、はずみがついたので、今度は夏のコンサートに向けて、演奏、集客ともに頑張りましょう!!
 
 
 2025年2月15日(土)~3月1日(土)

 あとは本番で頑張るのみ!


 いよいよ来週、本番です!
 練習の方もだいぶ進み、それぞれのピースがちゃんと収まるところに収まり、完成間近という感じです。
 気になるところはまだまだありますが、とにかくそれぞれがベストを尽くして、かつ、楽しんで演奏できるといいなと思っています。
 今日の練習では、オープニングの曲で「シンバルがカッコイイ!」とみんなから絶賛。思わず、マエストロが「いいなぁ~。」とちょっぴり嫉妬?!するほどでした。
 マエストロはいつもカッコイイですから、妬かない妬かない。(笑)

 今年もご来場のみなさまにお楽しみいただけるよう、様々な企画を用意しております♪
 どんな仕掛けがあるか?は、、、当日までヒミツです。
 みなさんの身近な愛らしい動物たちも登場しますよ~。
 ぜひ、いらして下さいね~。

 2025年2月1日(土)、8日(土)

 ソロ、頑張れ~!!


 2月に入り、いよいよ「夢ホール」本番が目の前に見えてきた感じですね。
 練習の方はというと、どの曲もだいぶ慣れてきて、形にはなってきました。ただ、、、「天国と地獄」序曲は弦、管ともにソロがありまして、管の方はほぼいつもソロに近い状態で演奏していることが多いので、肝が据わってる感じなのですが、弦の方はあまり一人で弾くという機会がないので、控えめというか、おとなしめ。。。マエストロから、「もっと大きく!!」の言葉が連発しておりました。そして、フィンガリングの工夫も必要というお話が。本番まであと一ヶ月、ソロ担当のみなさん、頑張って下さい!
 「荒野の七人」は以前よりぎこちなさはなくなってきましたが、まだリズム的に??というところが見られますね。そういうリスキーな箇所は、普段でも鼻歌で歌えるくらい、頭と体に染み込ませないと・・・。
 「踊る子猫」は、まだ全員オフのところで、ヴァイオリンかな?音がしてしまうのが気になりました。楽譜にしっかり印をして、せっかくの吉田マエストロの演出を壊さないように。
 あと、中間部のフルート・ピッコロは、ごまかしちゃダメだよ~。子猫ちゃんがじゃれているように可愛らしく、リズミカルにテンポに乗って演奏してね♪
 セクション紹介の曲は、それぞれの楽器の音色や違いがお客様にちゃんと伝わるように、一人一人がしっかりと弾きましょう。
 
 そして、夏の演奏会の曲も練習が始まりました。ブルックナーは、予想以上に難易度が高そうですね。夢ホールの曲目で手いっぱいだと思われますが、早く曲になじめるようにとのマエストロの配慮だと思うので、よれよれでも何とか食いついていきましょう。

 【マエストロの留学こぼれ話?!】
 練習曲目の変わり目、ティンパニさんがチューニングしている間に、マエストロが留学時の貴重な体験を語ってくれました。
 オケ指揮のレッスンで、マエストロは基本に忠実に日本で教わった通りに、指揮をしたところ、教授陣の反応はイマイチ。ところが、ウィーンの学生が顔を真っ赤にしながら、基本などそっちのけで指揮をすると、高評価で絶賛される。。。そんなことが続き、留学終盤で、「もう、好きなようにやってやる!」と、日本で学んだことはあっちに追いやり、気持ちの趣くままに指揮をしたところ、なんと、「素晴らしい!」と大絶賛。そこから学んだこと・・・もちろん基本は大事で、楽譜に書いてあることを守って演奏することは必要。でも、そこから一歩踏み出して、音に気持ちをのせて演奏することはもっと大切。 そこが、アマチュアとプロの大きな違いかも、ですね。いや、アマチュアでもすごい人はいますね。(ブラック・ダイク・バンドみたいな) 何事も努力次第!

 2025年1月18日(土)

 指揮を見てますか?


 年明け2回目の練習。まずは、難曲の「天国と地獄」からスタート。管・打楽器は楽譜差し替えで戸惑いがありましたが、何とか食いついていましたね。
 それにしても、曲らしくなるにはまだまだ時間がかかりそう。あと2ケ月足らずで、どこまでできるのかな。
 その後は、先週同様「荒野の七人」。これは、技術どうのより、とにかく曲に慣れるしかなさそう・・・。
 そして、本日の一番のお題は、全ての曲において共通しますが、要所要所でちゃんと指揮をみること。特に、「踊る子猫」のようにテンポが目まぐるしく変わる曲は、指揮を見てしっかり合わせましょう。一人でもずれると雰囲気が壊れちゃいますよ。
 あと、マエストロからの指示は確実にメモをして、お隣や周りでわかってなさそうな人がいたら、アドバイスしてね。
 (マエストロが「ここの音はオフ」と指示したのに、なぜか何回やっても音が聞こえて、苦笑いのマエストロでした。)
 来週からは、いよいよ夏のコンサート曲目が練習に加わります。ブルックナー第3楽章、しっかり譜読みして来て下さい。

 さて、ここでいきなりの団員募集です! 昨年末から転勤等の理由でトランペット奏者が不足しています!! ご興味のある方、腕に覚えのある方は、ぜひ見学に!
 お待ちしております~。

 2025年1月11日(土)

 今年もよろしくお願いいたします!!


 今年も新年早々から、夢ホールコンサートに向けての合奏練習開始です! 今回も吉田先生のアイデアが詰まった楽しいプログラムとなっています。楽しみですね☆
 でも、喜ぶのはまだまだ早い!! お客様に楽しんでいただけるよう、まずはしっかり練習練習。
 新年一発目(?)の曲は、今回の中で一番難曲と思われる「天国と地獄」序曲です。以前やった時は、出だしと後半の有名なカンカン(ギャロップ)の部分のみ、中間部分はまるっと省略しましたが、今回は全曲なので演奏時間が10分ほどとかなり長くなります。そして、その中間部にはヴァイオリンのソロとチェロのソロがあります。各パートの首席が緊張の中、どのような演奏をするのか、、、興味津々ですね~。
 さて、練習の内容はというと、やはり難曲ですね。。。弦も管も苦戦中。ところどころで、ダイナミクスの指示がありました。
 全体に関係しているのは、
 ・12小節目、2拍目からはp(大きくなり過ぎないように!)
 ・202小節目でmfに落とし、4小節かけてクレッシェンドして206小節目がf
 ・273小節目は頭はfですぐにpに落とす。277小節目から4小節間クレッシェンド
 ぐらいかな。お休みした人、書き込みが抜けてる人は各自で記入しておいてね。

その後に、映画音楽「荒野の七人」を合わせました。。これって、おそらくリアルタイムで知っているメンバーは少ないかぁ。かく言うタクトも、CMで流れる部分のメロディーしか知らなかったデス。。。そういうこともあって、みんなが馴染むのに時間がかかりそう。
 その他の曲は、何度かやっている曲ばかりなのですが、いろいろ忘れてる感が否めませんね。
 そうそう、「雷鳴と電光」もダイナミクスについて指示がありました。
 ・トリオの3小節目はディミヌエンド
 ・79小節目は次の小節に向かってクレシェンド
 記入よろしくお願いします。

 この日の最後は、弦楽器紹介用のスクリャービン「ピアノ協奏曲」第2楽章の冒頭。いや~、これこそ、「初めまして」といった感じでしたね。これから、徐々に曲との距離が縮まるのかな。
 今日の練習で一貫して指摘されたこと・・・pが大き過ぎる。もっとよく楽譜を見て、fとpの違いをはっきり弾き分けましょう!
 それから、「雷鳴と電光」「天国と地獄」は練習番号が振られましたので、お休みをした人は下記を参考に記入してきて下さい。

 【雷鳴と電光】
 1・・・5小節目
 2・・・21小節目
 3・・・35小節目
 4・・・44小節目(リピートの始まり)
 5・・・81小節目
 6・・・97小節目(リピートの始まり)
 7・・・117小節目

 【天国と地獄 序曲】
 1・・・18小節目
 2・・・38小節目(8分の6拍子)
 3・・・62小節目(フェルマータの次の小節)
 4・・・81小節目(4分の2拍子)
 5・・・96小節目
 6・・・120小節目
 7・・・139小節目
 8・・・159小節目
 9・・・183小節目(リピートの始まり)
 10・・・210小節目(リピートの始まり)
 10’(ダッシュ)・・・227小節目
 11・・・239小節目
 12・・・273小節目

以上です。

 今回、譜読みがイマイチだった人は、全体に迷惑をかけないよう、しっかり楽譜を見て、練習して来て下さい!!

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