2006年1月22日(日)![]() 関東で久々に大雪となった昨日とはうって変わって快晴、夕鶴にはふさわしい雪景色が広がっている中、いよいよ本番当日となりました。 主要道路は、積雪の心配はなかったけれど、日陰では路面が一部凍結しているところもあったりして、午前中いっぱいは運転に慎重さが求められる状況。さて、メンバーの集合状況は?? 今日は12時集合となっていたけど、ほとんどのメンバーは早めに野田入りをして、近くのファミ・レスや楽屋で昼食。12時には、全員集合! ほっ。 開演5分前までは、昨日と同じく、ピットや楽屋でそれぞれ音出し。Tpチームはピットで、メトロノームに合わせて黙々と基礎練習をしていた。どんな時もウォームアップが大事なんだよね! 13時開場、続々とお客様が入ってくる。チケットは完売と聞いていたけど、前日の雪の影響がどのくらい出るのか・・・市原からは、楽友協会の会長と合唱団のメンバーが早くも駆け付けてくれた。とても心強い! そして、開演5分前、客席は8割方埋まり、それぞれのお客様のオペラに対する思いをひしひしと感じる。 みんな、いい演奏をしようね! 14時を少し回ったところで、チューニング。そして、客電が落ち、マエストロが拍手で迎えられる。さあ、ついに「夕鶴」開演!! 昨日、ゲネ・プロを公開にしたことがかなり功を奏していて、なかなかよい滑り出し。このまま最後まで順調にいってくれ〜とひたすら祈り続けるタクト。しかし、オペラは難しい。歌い手さんとの間合いとかね、本当に生き物って感じで、そのたびそのたび微妙に違ってくるから、ヒヤッとする場面が何度か・・・。それでも、今回が2度目の夕鶴というメンバーが大半だったのと、最終的には、マエストロの明晰な頭脳、迅速で的確な判断力、豊富な経験がものを言って、オペラは大成功!! はぁ〜、よかった〜。 今回の出演者の中で、特にのっていたのが、悪役のお二人。 歌も演技もバッチリでとにかく言葉(歌詞)が聞き取り易かった。運ず役の加賀さんは、ずっとやりたいと思っていたけど、なかなか縁がなかった役だそうで、満を持して臨まれたというだけあって、本当に素晴らしかった。 そして、ビジュアル的にはどうみてもイケメン系なのに、打ち上げで思いっきり弾けてくだけまくっていた、惣ど役の稲垣さん、音楽を心から楽しんでやっている姿に脱帽です! 市原には、かなり好感を持っていただけようだし、ぜひ、近いうちにソリストとして奥様(今回おつうさんをやった遠藤さん!)ともどもこちらの演奏会にご出演いただきたいものです。 そして、打ち上げで、またあのノリノリスピーチを聞きたい?! 過去にやったとはいうものの、アマオケでたった2ヶ月でオペラをやるという無謀な試みは、大胆不敵(?)で酒豪のマエストロのミラクルなパワーと出演者の方々の力強いオーラに包まれ、見事成功しました。 もちろん、みんなもこの2ヶ月間、よく頑張ったと思う! お疲れ様でした!! さあ、「夕鶴」の余韻に浸る間もなく、次は3月の鶴舞小ミニ・コンサートに向けて、練習開始です。 それに、2月後半には7月の定演に向けて小林先生の初tuttiが! みんな、ファイトォ!! |
2006年1月21日(土) 14:00〜 オペラ「夕鶴」公開ゲネ・プロ 暴風雨の次は大雪かよ〜!! ついに、ゲネ・プロの日を迎えた。が、、、なんと早朝から雪。大学入試センター試験と日程がかぶっていると知った時、タクトは何だかいや〜な予感がしたんだよね。だって、毎年、雪のために受験生が・・・みたいなニュースを耳にしてたから。3時にトイレに立った時外を見たら雨だったので、これなら大丈夫と安心してたのに、5時に起きた時には雪になっていた。やばい。今回は、何しろ市原から車で2時間以上も離れた野田市での公演なのだ。みんな、無事に集まれるだろうか? メンバーが揃わなければ、公演自体が危ぶまれる訳で・・・。そんなタクトの心配などお構いなしに、雪は降る降る。(結局、丸一日降り続いた。) とにかく、早めに行動するのみということで、タクトも予定より早めに出発〜。 雪のため外出を控えた人が多かったのか、道路は空いていた。が、雪の勢いは一向に衰えを見せず、ますますメンバーが集まれるのか不安が膨れ上がる一方・・・11時、無事野田到着。やっぱり遠かった。雪のせいもあって、とてもとても遠く感じられた。 会館に入ると、すでにセッティング係となっていたメンバー10名ほどが譜面台に譜面灯をセットする作業をしていた。あ〜、無事に来られたんだね。少しほっとしつつ、セッティングを手伝う。 今回は、オーケストラピットのない会場とは聞いていたけど、もろ客席の真ん前じゃないの〜。さすがに、オケの直前3列は閉鎖にしていたけど、それでも客席近過ぎ! 生音もいいところ。またまたここでも不安が。 さて、そうこうしているうちに、13時集合時間が近づいてくる。悪天候にもかかわらず、メンバーは着々と揃ってきている。結局2名ほどが5分程度遅れただけで、全員無事集合。いや〜、さすがに本番となると意気込みが違う? そして、いよいよ(沈まない)ピットに入り、公開ゲネの開始を待つ。その間、音出しは自由。ありがたい。しっかりウォーム・アップできる! 14時、招待された地元中学生がわらわらと着席し、客電が落ちると、マエストロが颯爽と登場。ドキドキ。 マエストロのタクトが振り下ろされ、ついに「夕鶴」開演!! 本番通り、20分の休憩をはさんで、1幕・2幕と演奏。やっぱり歌合せ1回じゃ、厳しかったね。ところどころ綻びが発生。しかし、マエストロは終始冷静に事態を収拾していた。さすがである。 ゲネ・プロ終了後、危うかった箇所をピンポイントで練習。他にも不安材料はたくさんあったと思うのだけど、樋本先生はダラダラ、ちまちまと練習したりはしない。パッパッと要所要所をつまみ練習するだけ。その分、演奏者の頑張りに委ねられる部分が多いと言える。ま、自分の意志でオケをやっている訳だから、それが当然なんだけどね。Y先生の時は、いつも、前日ゲネ+練習を長々とみっちりやっていて、本番当日も午前中に一通り通し練習をして・・・という具合だったから、正直本番前にすでに疲れてしまったり、気力が萎えてしまったりということが無きにしも非ず。本番でベストな演奏をするために、どうスケジュールを組むか、今後のよい参考になった。 さて、練習が終わった17時半、雪はまだ降り続いていた。路面は、かなり危険な状況になっており、車で来たメンバーが無事帰宅できるか、そして、明日12時に全員集合できるのか、タクトの心配は尽きることなく続くのだった・・・。 |
2006年1月17日(火) ゴメ〜ン! 「夕鶴ガイド」、最終更新ありだって!! みんな必ずチェックしよう!! |
2006年1月15日(日) 10:00〜15:45 オペラ「夕鶴」最終練習!! 力まずに、ガンバレー! 今日のtuttiは余裕(?)の10時スタート。でも、メンバーは早くから集まって、音だし・個人練・パート練など余念がない。もっと早くからこういう状況だったらねぇ・・・なんてことは言いっこなし! とにかく残された時間を有効に使わなくっちゃね。 tutti練習は、昨日の続きで2部から。昨日同様、テンポの変わり目などを入念にチェックして、一通り合せ終了。残りの時間は、オケのみとなる部分をもう一度よーくおさらい。もっともっと表情豊かに演奏できるようにね。 午前の練習終了後、2階の音楽室から1階の集会室にワーッと大移動。かき込むように昼食を取った後、いよいよ、歌合せ。オケの昼食休憩の間に野田市からやってきた子供たちは、元気よく歌の練習をしていた。かわいい〜。 子供たちを長時間付き合わせてはかわいそうというマエストロの配慮で、まず子供たちの歌の部分だけを抜き出して合わせ。最初は、やっぱりオケとの合わせに戸惑いを感じていたようだったけど、5分もしたら慣れたみたいで、とても元気よく子供らしいはつらつとした歌声が会場に響いていた。本番が楽しみ〜♪ そして、次に、メインキャスト4人との合わせ。歌が入るとわかりやすくなるね。でも、若干タイミングが合わないところもあったので、要注意! みんな、楽譜にちゃんとチェックを入れたよね?(もう、「夕鶴ガイド」の更新はありません。あしからず・・・) 今日の印象・・・悪役の二人がしっかり役に入り込んでいて、すごくよかった〜。おつうさんと与ひょうさんは今日はオケの様子見って感じだったかな。本番、どのように演じてくれるのか、楽しみです。 さて、いよいよですが・・・こんなに短期間&短時間で本番を迎えたことがないので、各自かなり不安だろうし、緊張もいつもより強いかもしれないね。そこで、タクトからみんなに次のようなエールを送ります。 緊張は、誰だってするもの。そう、みんなの目の前にいるマエストロだってね。だから、緊張しても焦ることはないよ。みんな同じなんだから。緊張してるなと感じたら、“深呼吸”をしよう。まずは、マイナス志向を全て外に押し出すような気持ちでゆっくり息を吐いて、吐き切ったら、今度は、プラスのエネルギーで体中を満たすイメージを持ちながらゆっくりゆっくり息を吸って・・・たくさん吸ったら3秒くらい息を止めて、そしたらまたゆっくり吐く。これを2,3回繰り返したら、ほら、もう大丈夫。いつもの気持ちで演奏できるよ! そして、一番大事なことは、ハート(心)のある演奏をすること。伝えたいという気持ちを忘れないことだよ。 オペラってさいつもやっているシンフォニーや管弦楽曲より、ストーリーがある分、イメージを浮かべやすいよね。情景とか心理描写とか・・・。そういうのをしっかり心に描いて演奏すれば、きっとお客さんには伝わるはず。だから、ミスをすることを恐れないで、みんなの「夕鶴」を聞かせてね! それじゃ、本番、頑張りましょう!! |
2006年1月14日(土) 18:30〜20:45 オペラ「夕鶴」 嵐にもマケズ? 今回は、前日のゲネプロが地元野田市の小中学生を招いての“公開ゲネ”なので、実質土・日二回公演となる。でもって、マエストロの意向で当日の事前合せ練習は一切なし! 大丈夫なんだろうか・・・。 不安は大いにあるけれど、これがマエストロ樋本のやり方なのだ。 と言う訳で、残すところ練習は今日と明日だけ。しかも、明日の午後は最初で最後の歌合せなので、オケで練習できる時間はあと5時間弱。う〜、一分一秒でも惜しいところだけど、こんな時に限って、天は我らを見放したかというような超大荒れのお天気。ちょうどみんなが練習会場へ向かう時間になって、雷は鳴るわ、風も雨も強さを増すわで、もう暴風雨もいいところ。これじゃあ、ろくに集まれないんじゃないかと心配したけど、もうみんな根性だね。足元なんかビショビショでも構わず続々と練習会場にメンバーが集まってくる。打楽器やハープの搬入も大変な状況だったけど、みんな濡れるのも構わず、エイヤーとばかり心を一つにして運んだ運んだ。 そして、18時半を少し回ったけれど、無事にtutti開始。すごいパワーだ〜! 冒頭から、テンポの変わり目、入りのタイミングなどを入念に確認しながら、進んでいく。各弦のトップには磯野トレーナーのアンサンブル仲間という超強力メンバーが加わり、随分「夕鶴」らしさが出てきたように思う。今日は、きっちり1部を合わせ終えたところで、音楽室の時計がちょうど20時45分。樋本先生が、終りの方でやけにニヤニヤしながら棒を振っていると思ったら、「いや〜、最後はもうジルベスタみたいだったよ。指揮振りながらドキドキして・・・」だって。(^_^;) さあ、明日は、最初で最後の歌合せ。今回のキャストはどんなかな〜。 |
2006年1月8日(日) 10:00〜15:45 オペラ「夕鶴」 別の意味で泣かせないで〜! 明けましておめでとう! と浮かれているヒマもなく、早くも今年の初tuttiだぁ!! 初tuttiの話をする前に、前日7日の練習風景からご紹介しよう。 7日は、「個人練でもパート練でも好きにやってちょうだい」と練習会場を確保してあった訳ですが、タクトの予想では、来てもチラホラ程度と思っていたら・・・いざ蓋じゃない、扉を開けてみてビックリ! 8割方の管楽器メンバー(夕鶴乗り番の)がそれぞれ真剣そのものといった感じで練習に没頭していた。 オペラの管楽器は、ホント、ソロも多いし、責任重大だもんね〜。 弦楽器の方はというと・・・う〜ん、みんなお家で個人練をしているのかな。とにかく少ない! タクトとしては、弦楽器の方こそ、パート練をやって音程の確認などしてほしかったんだけどね・・・。 (まだ練習期間は残されてる! ぜひ早めに集まるなどして弦練をやってほしい!!) さて、そんな前日の練習があってのtutti。どんな感じで進むのかな・・・。 午前中は、若干の欠席者(団員の)がいたものの、午後は団員勢揃い。何と言っても、本番まで今日を含めて3回しかtuttiがないのだ。1回だってムダにはできない。 今日は、頭から淡々と合わせが進んでいく。戻って練習するのは、入りやテンポの揺れに要注意というところのみ。あとは、音程についての注意がチラホラといった程度。前回までの念入りな合わせとは全く正反対と言っていいほど、それこそ、怖いくらいの淡白さで先へ先へ・・・この練習を見ていて、本番までもう一刻の猶予(!)もないのだということをタクトはヒシヒシと感じのだった。いつものようなのんびりモードではいけない! 今日の練習で、ところどころ磯野トレーナーとゲストコンマスの栗原さんから、音程やボーイングについて注意があったけど、本当にもっとしっかり合わせる意識を持たないと!! 音程に関しては、弦楽器だけでなく、管楽器でもかなり問題が発生していたよ。せっかくのムードを台無しにするような音程はダメ! 音程の悪い音がどれだけ周りに迷惑をかけ、全てをぶち壊しにしているか・・・録音して聴いたらよくわかるはず。もっともっと努力しなきゃね。 マエストロも言ってたでしょ? 「悲劇で涙を流すならまだしも、別の意味(音程のまずさ)でお客さんを泣かしちゃダメよ〜」って。 さて、残る練習はあと2回。はたして、どんな「夕鶴」になるのか? ワクワクというより、まだハラハラの方が強い情況なのでした。チャンチャン。 |
2005年12月25日(日) 10:00〜15:45 オペラ「夕鶴」 赤信号点滅! ついに・・・言わせてしまった!! 街中がクリスマスムードで浮かれている中、ボクらはひたすら練習・練習! 何しろ1ヵ月後には、もう本番なのだ。しかし・・・今日は、みっちり練習できるぞぉ!とてぐすねを引きつつ、やってきたマエストロの思惑は序盤からもろくも崩されるのだった。(-_-;) というのも、今日は低弦のリーダー的存在、トレーナー磯野さんもコンバスのカナちゃんもお休み。残されたメンバーの不安はもろ音に現れてしまったようで、出番を落としてしまったり、音程がかなり怪しかったり・・・終始マエストロの悩みの種となっていた。 確かに、今回初めて出演という人もいるし、市民コンサート本番が終わったばかりという、状況的にはかなり厳しいかもしれない。でも、そんなことは百も承知で、この演奏を引き受けたのだから、やはり一切の甘えは許されない! 忘年会もお正月も新年会も返上で、それぞれしっかり個人練習をして下さい!! 今回は、マエストロに苦言を言わせずに・・・と、タクトは密かに思っていたのだけど、やはり言わせてしまいましたね。今日の状況を見る限り、何を言われても仕方ありませんね。 マエストロがおっしゃっていた、 「tuttiの席に着くまでに最低限やってこなければならないことがあるはずです。それができていない人は、第九の歌詞ではないけれど、この高貴な集まりに参加する資格はありません。“泣きながらこの場から去っていく”しかないのです。みなさん、どうぞ心して練習に臨んで下さい。」 の言葉をしっかり肝に銘じて、「夕鶴」成功のため、しっかり頑張りましょう〜! という訳で、今回も出ました!! オペラ「夕鶴」練習ガイド 〜野田公演バージョン〜 お約束事の多い“オペラ”演奏のための重要な情報がぎっしり満載されていますので、団員のはもちろんのこと、エキストラさんもぜひご確認を! |
2005年12月17日(土) 18:30〜20:45 オペラ「夕鶴」 待ちに待ってた、オペラ「夕鶴」練習開始!! 恒例の合唱付き演奏会が終わって早2週間。ついにこの日がやってきた! そう、ボクが最も敬愛する偉大なるマエストロ、樋本先生によるtutti〜♪ 昨年3月にやったとはいえ、大本番をを終えたばかりで、みんなちゃんと練習してきてるかなぁ・・・。たった5回の練習で公開ゲネプロ&本番をこなさなければならない厳しい状況だから、のんびりしているヒマなんてないことはみんなわかってると思うんだけど。 と、そんな心配をよそに、樋本先生登場。軽いあいさつの後、いよいよtutti開始。管楽器はほぼフルメンバーが揃っているものの、弦楽器はオケとはとても呼べない淋しい人数で・・・みんな、前回の記憶がそれなりに残っているようで、まあ何とかマエストロの棒についていっている。ほっ。 でも、本当に大変なのはこれからなんだよなぁ。今日は、とりあえず、テンポの変化や指揮の振り方をチェックしながら通せるところまで通した。やっぱりオペラは難しいねぇ。なかなか反応しきれない人もいて、ちょっとハラハラ。 それでも、練習の終わりに、マエストロから「みなさん、随分しっかりしましたね。前回の時の初tuttiは、もう呆然としてどうなることかと思ったけど・・・。少しだけ安心しました。」とのお言葉が。 確かに、前回は、みんな年明け早々にtuttiをやるなんて思ってなくて、かなり油断?してたしね。(まだ、ろくに譜読みしていない人も結構いたし。) さあ、これからたった一ヶ月で、いかに「夕鶴」らしい演奏ができるようになるか、マエストロの腕の見せ所でもあるし、みんなもわざわざボクらを呼んでくれたマエストロに応えるために必死に練習練習しなくちゃね! 次回は、クリスマスに1日みっちり練習だー。ガンバロー。 |