・このページでは、市原市楽友協会オーケストラの練習時における悲喜こもごもを楽しく明るく正直に?お伝えしたいと思います。
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それでは、さっそく・・・

2007年7月8日(日) 

   第23回市民コンサート本番です!

 ついに、この日がやってきた〜。今回も、やっぱりハラハラの本番。
 午前中は、ブラームス中心にダメ出しをする予定だったんだけど、タンホイザーもアルルもやっぱりいくつか心配なところがあって、わりと細かく合わせました。逆に、ブラームスの方があっさり練習だったような・・・。そんなこんなで、12時前に最後の練習は終わってしまいました。最後に、先生から本番を迎えるにあたって、「2つの大事なこと」について話がありました。
 1.自分が演奏しているフレーズ、音楽を感じること
 2.ただ音を出さずに、必ず考えて音を出すこと
 
 そして、本番・・・「タンホイザー」序曲から。吉田先生がとても気にかけていたクラのトモミちゃんのソロは出だし、ちょっと危うかったけど、最後まで1人でしっかり吹ききったのでした。やったね!トモミちゃん!!
 それに、弦楽器陣(特に高弦)もよく頑張っていた。妖艶な雰囲気、少し出てたかな。(^o^)
 続いて、アルト・サックスさん、ハープさんが加わって「アルル」。「前奏曲」・・・うん?どこからか鼻歌のようなものが? って、吉田先生、オケに合わせて歌ってたよ〜。ひゃ〜。面白い?!
 と景気よく始まり、サックスさんの美しい音色が会場に心地よく響いて「前奏曲」が終り、問題の「メヌエット」。Vnさん、走らないでね〜と祈るような気持ちで見守っていたけど、昨日と午前の練習の甲斐あって無事通過。「カリヨン」「パストラーレ」と続き、Flさんド緊張の「メヌエット」。先週の冷房の部屋で練習した時、すごく苦しそうだったから、大丈夫かなぁとタクトもドキドキ。最後の音、吉田先生はもうちょっと長く伸ばして欲しかったみたいだけど、とりあえず合格点。よく頑張りました。しめくくりの「ファランドール」では、みんな解放されたように音が踊り狂っていました?!
 休憩後、メインのブラームス1番。実は、今まで一度も楽章順に通したことがなかったりする。(先生はTbに気を遣っていたようで、いつも4楽章からだった。) ちょっと心配な面はあるけど、各々の楽章はちゃんと通るようになってきたので、たぶん大丈夫。とこれまた、祈るような気持ちでステージを見つめていたんだけど、ありゃ?
木管トップ陣、ちょっと不調? 緊張の連鎖が見えるかのように、ポロポロっとミスが。頼む、頑張ってくれ〜!
 今回は弦楽器主体のtuttiがほとんどだったから、管楽器メンバーには気の毒というか、まだこなれていない部分が多々あったようで・・・それらの不安がやっぱり出ちゃったんだろうなぁ。
 でも、まあ、大きな破綻もなく、最後まで無事にたどり着けました。ホッ。みんな、お疲れ様。
 アンコールは、ビゼーのカルメン第1組曲から終曲。いや〜、先生もみんなもはじけてるはじけてる♪
 という訳で、今回も無事に演奏会が終わりました。

 【また化けた・・・!】
 打ち上げの席で、客演指揮の先生が必ずおっしゃる言葉がある。
  「本番どうなるか心配だったけど、予想以上のよい出来だった。」
 そう、アマ・オケって本番で突然化けたりするから恐ろしいというか面白い。
 特に、このオケはそのギャップが大きいようである。
 とはいうものの、いつも思うけど、そんな秘めた力(?)があるのなら、もっと前の時期から目の色変えて練習しようよ〜。そしたら、もっともっとお客さんも増えるかも。
 
 何はともあれ、みなさん、お疲れ様でした。
2007年7月7日(土) 18:30〜21:40 ゲネ・プロ&練習

  ゲネ・プロというより、最後の悪あがき?

 さて、いよいよ明日が本番ということで、今日は演奏会場にてゲネ・プロ。
 団員は、17時30分に現地集合、舞台セッティング。最近の会館は、とてもサービスがよくなって、照明はすでにセッティングされていて、山台を組むのもテキパキ。40分とかからず、セッティング終了。ホールの職員さん、ありがとう!
 と言う訳で、予定より少し早く18時30分にゲネプロ開始〜!と思いきや、吉田先生は、「弦楽器が窮屈そう」と配置の修正を始めて、、、結局tuttiが始まったのは、インペクさん作成のタイムテーブル通り、18時40分でした。(^_^;)
 普通、ゲネ・プロというと、本番同様にさーっと通し練習をすることなのだけど、吉田流は全然違って、いつもの練習と全く変わらず、細切れに練習した後、その曲を通すといった感じでした。
 しかも、会館は22時まで使用可能だったので、21時40分までみっちり・・・いつもの土曜日より1時間近くも長い練習となり、メンバーは相当疲れているようだった。明日、大丈夫かなぁ。 ま、一晩寝ればね。
 でも、今日指示されたことは、明日の本番が終わるまで絶対忘れちゃダメだよ!

 【オケ練日記成果?】
 今日、アルル1組の「メヌエット」の練習で、吉田先生が「頭の弦楽器のフレーズは4分音符を短く!」と直して下さった。オケ練日記を見てくれたのかな? ようやく「メヌエット」らしくなったんだけど、音符が短くなった分、なんで急ぐの? みんな、走る走る。そんなにaccelしちゃったら、中間部が〜!
 ということで、明日の朝必ずダメ出し練習するとのこと。
 
2007年7月1日(日) 10:00〜15:45 全曲

  極寒かサウナか・・・究極の選択?

 昨日に引き続き、今日も市原青少年会館の集会室で練習。使用料が安いから、あまり文句は言えないけど、ここの冷房には毎年泣かされる。とにかく効き過ぎるのである。ずっとつけていると冷蔵庫内のように冷え冷え。夏の装いで来たメンバーはぶるぶると震えながら風邪の恐怖と闘い、管楽器奏者は、仮死状態となった楽器を蘇生させるべくいつもより余計に息を吹き込み・・・と大変な苦労を強いられる。かといって、事務所にお願いしてとめてもらう(この部屋の空調のオン・オフはボイラー室にあり、勝手にいじれない)と、今度はサウナのような暑さとの闘いになるのであった。ま、練習に集中してれば、暑いの寒いのなんて言ってられないよね。
 でも、市民としては、冷房費もきちんと払っていることだし、何らかの対処をしてもらえないものかと思う。
 おっと、そんな話はさておき、今日の練習。
 ハープのMさんとサックスのHさんが加わって、まずはアルルの合わせ。
 テンポの確認、これまでの指示の再確認などしながら、ほぼ予定通り終了。
 休憩後、タンホイザー。マエストロが気になる部分をつまみ練習してから通し。フレーズの持つニュアンスや雰囲気について細かい指示が出る。
 そして、午後は、ブラームスを4→1→2→3の順で合わせ。ここでもマエストロの気になる部分をつまみ練習、歌い方やフレーズの受け渡し方、どこのパートを聴くべきかなど、半分以上は今まで言われたようなことを注意されました。それと、音符の長さを正確に、走ったりはしょったりしないようにと。こういうのは基本中の基本のような気がするんだけどね。(^_^;)
 まあ、そんなこんなで強化練習も終わってしまい、あとは、ゲネプロと当日午前の練習を残すのみ。どこまで仕上げられるのか・・・タクトにもわっかりませ〜ん。
 昨日の日記にもあるけど、もっともっと指揮を見ましょう!!!
2007年6月30日(土) 18:30〜20:45 アルル&タンホイザー&ブラームス4楽章

  Look at me!

 いよいよ本番まで残り1週間。今日の練習は、アルルから。さっと流してから、要所要所をチェック。どれも、前に言われたことがほとんど。何となく、練習のたびに“ふりだし”に戻っているような・・・。
 そして、事件(!)はブラームスの4楽章を合わせている時に発生!!
 タッ、タッ、タッと思いっ切りよく音が切れたところで、tuttiストップ。マエストロがタクトを止めていることにみんながようやく気付いたからだ。「今、1拍目で棒を振るのをやめたのに、誰も気付かず、次の小節の頭まで行ってしまいましたね・・・。実は、みんながどのくらい棒をみているか、試したんだけど、見事ハマりましたね。」
 マエストロは、苦笑い。う〜ん、これじゃあ、マエストロが微妙なテンポの揺れを指示しても、機敏に反応なんかできる訳がないね。以前からも言われ続けているけど、楽譜にかじりついてないで、もっと指揮をちゃんと見ましょう!

 さて、明日は、ハープさん、サックスさんが加わっての強化練習。しっかり頑張ろう!

 【Violinさんにお願い!】
 タクトは、アルルの組曲の中では、第1組曲のメヌエットが一番好きです。冒頭の弦楽器のメロディーから胸がキュンとなります。・・・でも、まだ楽友オケの音では一度もキュンとならない。
 一番の理由は、Violinの3・4・5小節目の1拍目のスタカートが揃っていないこと。響きのある短い音が理想的だけど、ともかく中途半端に長く弾くのだけは勘弁してほしい。せっかくのメヌエットの持ち味が台無しに・・・。
 と言う訳で、両方のViolin奏者さん、よろしくね♪
2007年6月23日(土) 18:30〜20:45 ブラームス&アルル&タンホイザー

  名演奏者は名俳優?!

 今日は、ブラームスから合わせ。要所要所で、吉田先生からていねいかつ細かな指摘、指導が入る。どの曲も最初の頃よりは、だいぶ形になりつつある。・・・けど、まだまだ努力が必要だね。
 さて、今日は、先生からこんな話がありました。
 「タンホイザー序曲のこのあたりは、悪い女神が元の世界に戻ろうとするタンホイザーを自分の色気で誘惑して引き止めようとしているんだから、クラリネットのソロもヴァイオリンも、もっと・・・ね。みなさんは、そういう人じゃないんだろうけど、そういう人になったつもりで弾いて。(笑)」
 実は、これと似た話をつい最近耳にした。演奏者は、ある意味俳優のようなもので、曲想に合わせて性格(正しく言うと音色?)を変えなくちゃいけないって。演奏には、まずその人本来の性格が色濃く反映されるから、しっかりとした意志と強い意識を持たないと、それらしい音楽にならないそう・・・。とはいうものの、うちのオケの女性陣は、ピュアな人が多いから、ヴェーヌス(タンホイザーを誘惑する女神)のような妖艶さを表現するのは、とっても大変だろうなぁ。 しかし! ここは一つ、自分の殻を破って(!)頑張ってほしいものである。
 ということで、今回はおしまい。

 【微笑ましい親子の2コマ♪】
 その1 今回は、インペクOhnoさんのお嬢さんが二人(ヴィオラ&トランペット)も賛助出演してくれる!
      前回の一日練のお昼休み、Ohnoファミリーが仲良く3人連れ立って歩いている姿に何だかホッ
      として、思わず微笑んでしまうタクトでした。
 その2 さらに、今回、なんとマエストロ吉田のご子息(某M音大在学中)がクラリネットの助っ人として
      ご出演!! 
      で、やはり前回の練習、終わるやいなや、マエストロは身支度をささっと整え、ご子息のところへ。
      「なんだ、まだ楽器を片付けてないのか。終わったら、さっさと片付けて。帰るのが遅くなるだろ。」
      と、ひと言。息子さんの方はというと、特に言い訳するでもなく、淡々と楽器を片付けていた。
      何となく、ほのぼのとした気分になって、ププッと吹き出しそうになるのを必死にこらえたりして。
      確かに、あの時間、市原から都心に帰るにはかなりの渋滞なんだろうなぁ。
      しかも、亀のように歩みののろいオケを指導した後の体には、渋滞はさぞかしこたえるだろうし。
      お父さん、お疲れ様デス。
      でもね、木管楽器はお片づけが大変なんですよ〜。ベストコンディションを保つために、ケースに
      しまう前にしっかり湿気を取っておかないと! それに、、、クラリネットは、A管、B管って二本もあ
      るし・・・なんて、息子さんのかわりにちょっと言い訳?!

2007年6月17日(日) 10:00〜15:45 全曲

  何を聞くべきか? それが全ての第一歩!

 今日も、昨夜に引き続き、集会室にて練習。でも、上からドンドンダンダン攻撃はなく、練習はしやすそう。
 隣の運動場では、少年野球がリーグ戦をやっていて、お子様達の声が絶え間なくしていた。いや〜、みんな朝から元気いっぱいだ。僕達も負けずに頑張らなきゃ。
 と言う訳で、アルルからスタート。むむ、またもや同じ指摘、、、16分音符の入りでフライングしないように。
 その後も、やはりほとんどが弦楽器に対する指摘。でも、何だかね、どれも、前に言われたんじゃ?みたいなことばかり・・・。ちっとも進歩していない? う〜ん。

 そして、ついに午後、ブラームスの練習中に、先生から決定的なひと言が!
 「3月からここの練習に来ていてずっと思っているのは、お互いを聞いていないなぁということ。いや、聞いていないというより、聞くべき音がわかっていない気がする。だから、出るべき音がちゃんと聞こえてこないし、自分の音にばっかり必死になってしまう。まずは、基本となるリズムをどの楽器がやっているのか、自分はその部分でどんな役割をしているのか、表に出るべきなのか、控えめにするのか、そういうことを理解して弾くことを考えてほしい。」
 ・・・確かに、みんなの演奏を聞いていると、とても一つの音楽をやっているようには聞こえない。弦と管のずれどころか、同じヴァイオリンパート内でもバラバラの感じ。それは、たぶんそれぞれが自分のテンポ感で演奏しているからではないかと。つまり、先生がおっしゃるように他を聞いているようで肝心なところを聞いてないのだと思う。
 こんな状態では、ブラームスの一番は完全にお手上げ。何人かは、録音を録って聞いているようだけど、できることなら、全員に今の自分達の演奏を聞いてみてもらいたい。とてもとても人前で聞かせられる演奏ではないと痛感すると思う。
 そこで、タクトからもお願い。これから本番までの3週間、一日30分でいいから、オケのために時間を作って下さい。そして、音出しできなくても、音源を聞きながら演奏するつもりで自分のパート譜をしっかり見て下さい。
 「演奏会の曲なら、移動の車の中でいつも聞いているよ〜」と言う人もいるだろうけど、ただ聞いているだけじゃ、聞き流している部分が結構多いんだよ。効率よく成果を上げるには、やはり楽譜を見ることが大切。これを繰り返すことで、今までただひたすら自分の音ばかり追っていたのが、だんだんと他の音も耳に入るようになるし、音楽全体の流れが確実につかめるようになると思う。時々はスコアを見ながらというのが、より効果的なんだけど・・・とにかく、まずは自分のパート譜からスタートしてみよう。
 そして、弦・管ともに、集まれる人だけでも早めに集まって、パート練、セクション練をやりましょう!
 残り3週間、最善の努力をしましょう〜。
2007年6月16日(土) 18:30〜20:45 ブラームス&アルル&タンホイザー

  おお!上からダッタン人の来襲!?

 さて、今日は1階の集会室で広々のびのび練習ができるなぁと思っていたら・・・上からドンドンダンダンとものすごい音が聞こえてきた。 うん? これは・・・ボロディン作曲の「ダッタン人の踊り」ではないか!
 そう、すぐ上の部屋で、市原フィルさんが練習していたのでした。いや〜、ものすごい迫力。(といっても、聞こえてくるのは、ほとんど打楽器&金管なんだけどね。)
 こちらも負けじと・・・なんてことはなくて、こちらはややおとなしめのブラームス2楽章からスタート。いつものように、先生がチェックしてきた箇所をつまみ練習。なので、曲が止まるたびに、上からダッタン人がワーッと襲ってくる感じでちょっと練習に集中しにくかった・・・。しかも、ダッタン人の後は、チャイ様の「イタリア奇想曲」!!
 なんと派手なっ! でも、素敵〜♪ と思わず、上の部屋へ迷い込んでしまいそうに・・・。
 こちらの練習はというと、相変わらず8割方、弦練習みたいなtuttiの状況で、つくづく弦楽器のオケにおける重要さ、基礎の大事さを思い知らされるのだった。
 今日は、要所要所を合わせただけで、あとは明日の一日練に持ち越しとなりました。
 おしまい。 
2007年6月2日(土) 18:30〜20:45 アルル&タンホイザー&ブラームス3楽章

  ピッチ(音程)がなあ・・・。

 今日は、2ndとヴィオラ、打楽器にエキストラさんが参加して下さって、音楽室ではかなり窮屈な感じ。でも、1stはコン・ミスさんがお休みで、何となく心細さが・・・。
 で、1ヶ月ぶりとなる「アルル」。はにゃ〜、すっかり振り出しに戻ってしまっている感じ。音程もリズムも今一つ合わないし、それぞれが自分のパートを弾く(吹く)ことに精一杯で、全然アンサンブルができてないっ!
 明らかに、個人練不足である。でも、吉田先生は怒ることも慌てることもなく淡々と、以前にも注意されたことを繰り返し繰り返しおっしゃっていた。タクトは、何だかとーっても申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
 と言う訳で、今日指摘されたことをピンポイントで書くと・・・
 
 【前奏曲】 ・アウフタクトの16分音符は充分待って入る。
        ・fからpに落とすところはしっかりと
        ・後半のメロディー(弦、トロンボーン)は、伴奏の3連符の中にきちっとはまるように。
 【メヌエット】・目の前に三角形があるつもりで、常に3拍子を感じて弾くこと。
 【カリヨン】 ・出だしのホルンは、先へ進む感じは必要だけど、先走り過ぎないように。
        ・中間部、弦は管楽器のメロディーにつられて書いてないところでクレシェンドしない。
 【パストラール】・一つ一つの音を響きを大切に充分に保って、ソステヌートの雰囲気を出す。
          ・ホルンは4拍目の頭までしっかり音を残す。
 【ファランドール】・Pからはテンポをまくし立てていくので、指揮をみて合わせるように!

 【タンホイザー】・強弱、クレシェンド、デクレシェンドについて、もう一度今までの指摘をよく見直す。
          ・それぞれのメロディーが、物語のどのシーン、またどんなことを描写しているのか、把握して弾くように。

とまあ、こんなところかな・・・。
でも、、、みんなには、やっぱりもっと音程に関してシビアな耳を持ってほしいとタクトは思いました。強弱とか表情とかは、音程が合ってこそのものだと思うんだよね。今のようなアバウトなピッチだと、音の響きが全然なくて、とっても雑で稚拙な演奏に聞こえるばかり。きつい言い方かもしれないけど、一人一人がしっかり自覚しないと! そして、もっともっと個人練習をして下さい!!

 今日はここまで!
 
2007年5月12日(土)〜26日 

  弦、猛特訓の合宿、、、&有望新人さん続々加入!

 とってもお久しぶりの日記になってしまった。楽しみにして下さっている方(そうたくさんはいないと思いますが)、ゴメンなさい! 今週からしっかり再開です♪

 まずは、合宿の様子から。
 出席メンバーの状況などもあって、先生はまず弦の強化に力点をおいたようで、練習時間の4分の3くらいは弦練となりました。パート、セクションの段階でしっかり合っていなければ、合奏しても曲にならないというのが先生の基本方針らしく、練習箇所を絞って入念に、しかも妥協することなく、練習は進められ、終わる頃には弦メンバーはかなりぐったりなのでした。その間、管のメンバーはというと・・・決して羽を伸ばして遊んでなどおらず、練習部屋が豊富にあったので、トモミちゃんは山ちゃんにタンホイザーの特訓を受け、その他のメンバーは、ブラームスのセクション合わせ。夕方からヴィオラのOちゃんのお友達、ファゴット吹きのKさんが加わり、木管のセク練はかなり充実していました。
 合宿と言えば、やっぱり楽しみなのは、夜の大宴会! 大いに盛り上がったけど、、、翌日はまた吉田先生の猛特訓が、弦メンバーを待っていたのだった!!
 さて、合宿の成果やいかにとばかり、先週・今週の練習はtutti。合宿では、あまり通し練習をしなかったけど、そろそろ曲を通す段階にきたらしく、ある程度流して、どうしても気になるところは止めて指示という練習になりました。先生のおっしゃることは、常に一貫していて、いつも基本となるリズムに耳を傾けて自分のパートを演奏するようにと。(例えば、ティンパニやコントラバスなど) 確かに、それぞれがそういう意識をきちんと持っていれば、自然と縦の線が揃うよね。それに、そうするためには、自分が弾くことだけに必死にならず、他を聞く余裕も必要になるから、演奏に落ち着きが出てくるように思う。 とはいうものの、まだまだがむしゃらになってしまうところが多いから、しっかり個人練習をして余裕を持てるようにしないとね。
 それから、ブラームスを演奏する時は、「最後は音の響きが残るように」とのこと。(だんだんに消えてなくなるという終わり方ではなく・・・。) うーん、これが難しいんだよね。それぞれ、しっかり研究してみてね。
 また、前にも書いたけど、吉田先生は「そこはこういう風に弾いて」と実際にお手本を示して下さるので、とてもわかりやすい。オケ経験者でも、奏法について悩むことはたくさんあるから、こういう指導を継続して受けられると、オケ的には相当レベルアップできるんだけど・・・。後半期は、弦トレーナーの小林先生、磯野先生にしっかり踏ん張っていただきましょう!?
 という訳で、まだまだ歩みはのろい感じだけど、着実に何かが積みあがってきていると思う。あとは、先生の指摘を踏まえて、それぞれがどれだけしっかり練習してくるか。みんな、忙しいだろうけど、何とか練習時間を確保して頑張って下さい。(土曜日は17時から練習会場が使えるよ♪)

 【有望新人、続々加入?!】
 さて、ここにきて、ファゴットに女性2人が加わりました。お二人ともファゴットの経験は長いそうで、初参加日から物怖じする様子もなく、しっかり音を出されていた。しかも、とても上手! なんとも心強い!!
 これで、木管はオーボエ1人が加入すれば全パート揃うんだけどなぁ。でも、長年トラ頼みだったファゴットが一気に二人とも埋まったのは嬉しい☆ これからよろしくお願いします!

 さて、来週は、久々にアルル、そしてタンホイザーの合わせ。少しは通るかなぁ。。。

 
2007年4月28日(土) 18:30〜20:45 ブラームス2楽章&アルル1組

  緻密なる・・・アナリーゼ(楽曲分析)!!!

 今日は、ブラームス2楽章からということで、tuttiスタート。
 しかし、なかなかどころか、ちっとも先へ進まない。以前、吉田先生が、「1時間で2小節しか進まなかったことがある」と冗談めかしておっしゃっていたが、それは冗談ではなかったかも。とにかく、とことん自分のイメージがみんなに伝わるまで、何度でも繰り返し繰り返し練習。そして、今一つイメージがつかめないでいるメンバーに、OhnoさんのVn.を借りて実演。おぉ、これこそまさに余韻! ほんの2,3小節だけど、とても心地よく響いてくる。 しかし、プロの技がそう簡単にアマチュアに出来る訳もなく、、、みんな大苦戦。それでも、1回ごとに確実に、オケの音が変わってきているのをタクトはひしひしと感じている。もちろん、今日教わったことをそれぞれがきちんと反省、復習、練習しなければ元の木阿弥なんだけどね。
 そんな訳で、ブラームスの2楽章、ティンパニ&Tpの出番まで、なんと45分もかかったのでした。お待ちどう様でした?!
 そうそう、この2楽章の後半には、Vnのソロがあるんだけど、今日は残念ながらコン・ミスさまはお休み・・・すっごく楽しみにしていたのに! でも、コン・ミスさま、きちんと手当てをしていったようで、今日は、スーパーエキストラのH人さんが参加していて、見事なソロを聞かせてくれました〜。いや〜、アマチュアながらお見事!! 彼も、自分の巣?ではコン・マスさんですから、このくらいは弾けて当然なのかもしれないけど。
さて、我らがコン・ミスさまはどんなソロを聞かせてくれるのかな・・・。(何気にプレッシャーだったら、ごめんなさい。)
 さて、後半は、A.Saxのイチローさんも加わって、アルルのカリヨンから。こちらも、そう簡単には先へ進ませてくれないのである。中間部のフルート二重奏から始まる部分にも、とても細かい指摘が入る。
 カリヨンの後、前奏曲の合わせ。ここでも、中間部のA.Saxさんに対して、細かい指示あり。
 きっと、先生の頭の中には、ブラームスもアルルもタンホイザーも明確なるイメージが確立されているんだろうな〜。どの曲もこれまでに何度も指揮や演奏をしてきて、相当にアナリーゼができているみたいだ。
それに、ぼくらがどれだけ応えられるのか・・・必死に練習するのみだ。
 今日、先生が言われた中で、特にみんなに覚えておいて欲しいのは、ブラームスのクレシェンド、デクレシェンドの意味合い。単に機械的に大きくしたり小さくしたりするのではなく、そこにブラームスがこめた思いというか、表情豊かに演奏してほしいという気持ちを汲み取って音にするということ。
 そう、ただ楽譜にある音を出しただけでは音楽にならない。イメージすること、感じること、伝えようとすること、こういう気持ちが入ってはじめて、音は生きた音楽になるんだということを、先生から教わったような気がした。
次回は、岩井海岸での合宿だね。楽しみながらもしっかりみっちり練習しましょう♪
(夜更かしとお酒はほどほどに?!)

【理想のご夫婦〜♪】
今日はH人さんの他に、最近いつもお手伝い下さっているHご夫妻がいらした。お2人ともヴァイオリン(奥様が1st、ご主人が2nd)を弾かれるのだけど、穏やかで温かな雰囲気の素敵なご夫婦なのである。
お家でも2人でアンサンブル練習などされているのだろうか? 趣味が共通しているというのはいいね〜。
ずばり! タクトの憧れのご夫婦でーす☆

2007年4月21日(土) 18:30〜20:45 タンホイザー&ブラームス4楽章

  ガンバレ! トモミ!?

 今日は、トロンボーン3本にチューバと低音金管群がばっちり集まり、その他の管楽器もほぼフル・メンバーが揃い、ようやくタンホイザーらしい響きが聞ける〜と、何だかドキドキ・ワクワクである。
 で、早速、タンホイザーを頭から。
 冒頭は、クラリネット・ホルン・ファゴットによるアンサンブルの聞かせどころなのだけど、クラのトモミちゃん、今回初めてトップを受け持つことになり、かなり緊張の様子。吉田先生から「クラリネット、あと3倍くらい大きく吹いて」と言われても、なかなか音が出ない。少し大きく出たかなと思うと、すぐにホルンの陰に隠れてしまう。
 まあ、まだ練習は始まったばかり・・・これから、徐々に慣れていけばいいのかな。ガンバレ、トモミ!
 さて、その他の注意点は・・・
 ・25小節目アウフタクトからのバイオリン、付点で音を抜かないでしっかり弾く。
 ・37小節目3拍目のくさびの付いた3連符であまり遅くならないように。
 ・37小節目の3拍目はまだf、38小節目からはff。この違いをはっきり出して。
 そして、38小節目から

 ・トロンボーンさん、16分音符が絶対に甘くならないように。バックの3連符と一緒になってはダメだよ。
 ・またまた、トロンボーンさん、3連符のところはバックの刻みからはみ出さないように、合わせて。
 ・78小節目アウフタクトからのクラとファゴットは、フレーズごとに小さくしてppへ。
 Bからは・・・快楽の世界の始まり?!
 ・ビオラさんからスタートするメロディーは、誘惑するような妖しさを醸し出して・・・。(む、難しい〜)
 ・Cからのフルート1とピッコロは装飾音符の方を強めに。(ここも妖艶な雰囲気を出して。難しい〜)
 で、Eからは主人公タンホイザーが、快楽の素晴らしさを高らかに歌うメロディーなので、朗々と。ひぇ〜、タンホイザーってエロい話なの?と、勉強不足のタクトは、早速タンホイザーのストーリーについて調べて見た・・・それをまとめると、「中世の騎士であり、恋愛歌人でもあったタンホイザーは、愛欲の女神ヴィーナスを相手に歓楽に耽っていたが、その過ちを悔いて、ローマ法王の元へ懺悔の巡礼に行く。でも、その必死の懺悔さえ許してもらえず、タンホイザーは絶望の淵へ。彼のことを一途に愛するエリザベート姫は、自分の命を捧げてまでタンホイザーの贖罪を祈り、彼を救う。」というようなお話。そして、この序曲の作りは、「巡礼の動機」群による精神界と、「ヴィーナス山の動機」群による官能界との対照を基盤として、巡礼(救済への憧憬)→ヴィーナス山(愛欲への耽溺)→巡礼(救済の実現)という3部形式になっているんだにゃ〜。なるほろ・・・やっぱり解説はちゃんと読まないとね!
 と話が随分横道にそれましたが、最後に「Mからは、低弦の8分音符をしっかり聞いて、合わせるように」とのことでした。
 後半は、ブラームスの4楽章を61小節目から。
 ・弦楽器、弓の圧力を抜かないで、しっかり弾いて!
  これは、吉田先生が初めていらした時から感じていたことだそう。Y先生からも「音が軽く浮かないで!」とよく注意されていたけど、原因の一つはここにあったんだぁ〜。納得、納得。弦楽器さん、しんどいかもしれないけど、頑張って!
 ・114からのフルート1とホルン3は付点8分や4分音符を短くしないで音符分しっかり保って、次へつなげて。
 ・118からAnimato、弦楽器、先へ先へ進む感じで。(乗り遅れない)
 ・Fの2小節前は、subito p!
 ・132小節目からの弦楽器、ていねいに。
 ・142小節目からの弦楽器の刻み、全ての音が充分鳴るように。
 ・146小節目の管楽器の4分音符、はっきりと。
 ・Gからの管楽器、3連符よりその後の4分音符の動きが大事!
 ・Hはインテンポ、Hの2小節目4拍目でrit.
 ・Lの2小節前の4分音符の動きを合わせる。
 ・301小節目から、animato!!(先へ進む)
 ・391小節目から、弦楽器、4分音符の存在感を!
 ・415小節目から1小節を6つで感じるようにすると、その後の2分3連がスムーズにできる。
 ・433小節目からの2分音符のくさびアクセント、短すぎないように。
 ・446小節目あたりから、周りを聞いて合わせる余裕を!(熱くなり過ぎて周りが見えないのはダメ)
 ・450小節目からは低弦をしっかり聞く。
 ざっとこんな感じでした。
 先生曰く、気になるところはもっともっとたくさんあるけど、今日のところはひとまずこんな感じでと。
 あ、そうそう、まだやっぱり4分音符の長さとか、おざなりというか、短いともおっしゃっていました。(げ!これもY先生から毎回指摘されてたことじゃん!)
 吉田先生は、直して欲しい部分を奏法などを交えて、具体的におっしゃって下さるので、とても分かりやすい。(ミスター長島ばりに、「トゥワ〜ンって感じで」って言われても・・・はい?みたいな。)

 さてさて、みなさん、課題てんこ盛りって感じですが、まずは個人練習あるのみ。一つ一つハードルを飛び越えていきましょう。

 【管楽器? 弦楽器?】
 ブラームスの練習が白熱していたせいか、途中、先生が「ここから管楽器、やってみて」という指示に、全員合奏・・・。すぐに、止めると、吉田先生はにこやかに弦楽器のメンバーを見渡しながら、「みなさんは、、、多分、弦楽器。管楽器じゃないと思う・・・(笑)。全員が管楽器になっちゃったかと思ってビックリしたよ〜。」と。
この言葉に、全員爆笑。さすが、山ちゃんの紹介してくれた方だけあって、やはり笑いのツボをしっかり押さえていらっしゃる!!

 【やっぱり音楽の世界は狭かった?!】
 今日は、高弦トレーナーの小林先生がいらした。吉田先生と同じ弦楽器奏者兼指揮者でもあるので、二人の相性は大丈夫かと正直タクトは心配していた。ところが! なんとこの二人、顔見知りどころか、小林先生は以前、吉田先生にお世話になっていたことがあるらしい・・・。はぁ〜、やっぱり音楽の世界は、意外に狭い。日ごろの行いは、清く正しくしておかないと!?

 では、また来週〜♪
2007年4月14日(土) 18:30〜20:45 タンホイザー&ブラームス3、4楽章

  弦はすでにオーバーフロー?

 今日で、吉田先生のtuttiも4回目。先生は、とても穏やかな雰囲気の方なので、みんなすっかりなじんでいるよう。でも・・・今回のプログラムは、弦、そしてホルンにとってかなり過酷なもののようで(選曲委員4人のうち2人はホルンだったので、覚悟の上?)、タンホイザーもブラームスも苦しそうでかなり危うげな感じ。ホルンさ〜ん、少しずつでいいから、音程を当てる確率を上げていこうね?!

 まず、今日のtuttiでの指摘を総合すると、、、
 ・楽譜に書いてある強弱を忠実に再現するよう心がけること。(トータルの強弱を考える。)
 ・それぞれの音符の長さを保つように。(全般的にどの音も短くなる傾向がある。)
 ・周りの動きをよく聞くようにして合わせる。(ひとりよがりにならないように!)

 それでは、それぞれの曲の様子を・・・

 ☆タンホイザー
 ・付点8分音符+16分音符のリズムで、付点8分が短くならないように。(ちゃんと吹けなくても、そうやって努力していないと、曲が安易に流れていってしまう。意識して長めにとるようにしていると、正確になるから。)
 ・149と249の3拍目が異様に強くならないように!強いのは次の小節の頭の音。
 ・300からのホルンさん、途中で萎えないで〜!
 ・305の後半から4小節かけてディミヌエンド
 ・309小節目にK’の練習記号を追加して下さい。
 ・スラーとくさび形アクセントの音は少しマルカートに

 【マエストロ吉田のいきなり!音楽豆知識?! パート1】
 リヒャルト・シュトラウスとかワーグナーは、弦に細かい動きがあるけど、ちゃんと弾いてもらうために書いてないから。うわぁ〜と音があればいいという感じで。(笑) リヒャルト・シュトラウス本人が「ドンファンのある部分の弦は効果音なので、ちゃんと弾いてもらっては困る」と言っていた、、、ワーグナーは・・・知らない。とにかく、弦は細かい動きで頑張って出そうとしなくていいから。

 ☆ブラームス3楽章
 ・人数が増えてもmfはmfの音量で。(人数が増える分、一人一人が音量を少し控えめにして。)
 ・4分音符の長さを保つように。(これって、Y先生にも散々言われたことじゃ・・・。)
 ・弦のfのピチカートは、上じゃなく横方向に!(隣の弦にさわるくらいに引っ張って。)
 ・どのパートもピチカートをやった後に、左手を離すのが早過ぎる。arcoで弾いているように押さえれば、ビヨーンというのや音がウッと止まるのがなくなって、響きが残るから。
 ・付点8分音符+16分音符のリズムの時に、常に16分音符4つの刻みを感じて弾くように。
 
 【マエストロ吉田のいきなり!音楽豆知識?! パート2】
 ブラームスは、ドイツの北の方(ハンブルク)の人で、暖かい国、オーストリアやウィーンにすごく憧れていて、ああいう音楽を作りたいといつも思っていたけれど、自分は“根暗”だからなかなか作れない。ワルツを作っても、うまくいかないんだけどワルツを作りたがる。この3楽章もそう。ワルツにしたいんだけど、ならない。だから、基本に“ワルツにしたいしたい”という気持ちがあることを意識して弾いてほしい。遅いテンポになってもね。出だしからブラームスにしては明るい曲を作ろうとしている意志が感じられるので、そういう点も心に留めて、音にするともっと雰囲気が出ると思う。

 ☆ブラームス4楽章
 ・61小節目からの代表的なテーマは、なるべく長いフレーズで感じて。(せめて8小節1フレーズ。)
 ・全体的に4分音符の扱いが短すぎる!
 ・118からは、ヴィオラ・低弦・ファゴットの動きが一番大事で、その他はオブリガート。この低音の動きからはみ出さないように。低音の動きは、subito pまで途切れることなく一気に流れるように弾く。

 【マエストロ吉田のいきなり!音楽豆知識?! パート3】
 ベートーヴェン、ブラームスで4分音符に点がある時は、スタカートというよりもマルカートとして捉えて響きを残した方がいい。モーツァルトの40番のチェロ、バスには全音符に点がついている。でも、全音符にスタカートというのはねぇ・・・だからそれはマルカートと理解する。このあたりの時代は、点はスタカートというよりマルカートという意味合いが強く、スタカートにしたい場合は、くさびを書いたりしていたので、点があるからと言って、単純にスタカートと思わないように。

 とまあ、情報満載のtuttiでした!
 さ〜て、来週は・・・トロンボーンが3人揃うということなので、タンホイザーとブラームスを4、3楽章の順にやるそうです。
 
2007年4月7日(土) 18:30〜20:45 アルル1組&ブラームス1、2楽章

  吉田流、本格始動?! で、フラームス・・・。

 さて、今日の集まり具合はどうだろう・・・うんうん、団員ほぼ勢揃いと言った感じ。よかった〜。(Fg.、Tp.とTbが・・・)
せっかくのtutti、一回一回を大事にしたいもんね。
 予定通り、まずはアルルの一組から。
 「前奏曲」3小節目で早くもストップ!
 というのも、先生から、弦楽器奏者ならではと思える下記のような指摘があったから。
 ・弦楽器、2小節目2拍目ウラからの動きは弓の先で弾いて、3小節目のアウフタクト(16分音符)は根元で。
 フムフム、なるほど・・・早速、少しゆっくりのテンポで練習。が、なかなかすぐにはできない。この間、管楽器メンバーは、物珍しそうに弦の様子を見つつ、じっと我慢!? そして、何回かやっているうちに・・・お? 確かに音がそれらしく変わってきた。その後も、EからのVnは1つ1つの音の長さを保って均等にとか、Fからの弦の3連符は弓の真ん中を使ってとばさないでしっかり弾くなどなど、目からウロコ的指導が続いたのだった。もちろん、管楽器に対しても、41小節目のタイは少しdim.とか、79小節目にffがあるけど、頂点は80小節目の頭の音ね、など注文があり、先生の中ではどんな音楽、どんなフレーズにしたいのかが、かなり明確にあることが感じられた。(でも、それにはまだまだ程遠いんだろうな。)
 アルルは、「メヌエット」までで今日はおしまい。
 休憩後は、ブラームス。てっきり頭からと思っていたのに、いきなり38小節目からだった。今日はどこを重点的にやるというのを、きちんと考えていらしたんだ・・・。(2月までの行き当たりばったりの練習とはエライ違いだ?! おっと、思わず毒舌が!)
 ここでも、やっぱり主に弦の弾き方について細かい指摘が次々とあり、その部分をじっくり何度も繰り返し練習。その他、弦も管も特に4分音符が短すぎと指摘がありました。8分の6拍子って難しいね。きちんと意識をもって弾いていないと、確かに音符が短めになってしまう。それを先生がおっしゃるように音符分しっかり弾くようにしたり、フレーズの途中で途切れたりしないように気をつけただけで、ブラームスらしい響きが!おお〜! (先生曰く、「だいぶ近くなってきたけど、まだ“フラームス”かな。笑)
 2時間と言う限られた時間の中で、こんなにオケの音が変わるとは!
 今日は、本当にじっくりじっくりそれぞれの曲に取り組んだ練習でした。だから、どっちも最後まではいけなかったんだけど、このじっくりペースが“吉田先生流”なのかな。
 さて、次週は、どんな指導になるのか、期待が高まります♪
 
 2007年3月24日(土) 18:30〜20:45 ブラームス交響曲第1番全楽章

  ブラームス、ビゼー、それぞれの音楽を!

 今日は、ブラームスの初tutti。なのに、管楽器メンバーの集まりがイマイチ…。そんな中、唯一ホルンパートだけは、17時半に集合、パート練習と意気込み十分。弦のメンバーも早くから集まり、tuttiに備えて、準備万端、気合バッチリといった感じでした。
 さて、tuttiの方はというと、1楽章から順に合わせて、ところどころずれたり、落ちたりというところを返しながら2楽章へ。休憩後、2楽章を少しだけ返してから、3・4楽章と予定通り全楽章を合わせました。
 みんな、それなりに予習をしてきたみたいで、初めてにしてはまあまあの出来だったかな?
 20時半には、一通り合わせが終了し、吉田先生から今後の練習課題等についてお話がありました。
 まず、第一に、“周りの音を聞くように”。他のパートの動きがわかれば弾きやすくなるところがいっぱいあるはずだからと。ありゃ〜、これは、どの先生が来ても毎回言われてる気が! 今日は初合わせだから、楽譜かじりつき、自分のことで精一杯でもしょうがないけど、、、楽譜に慣れてきたら、もっと周りとのアンサンブルを意識して演奏できるようになろうね。
 次に、基本になるリズム(例えばブラ1の1楽章なら、冒頭のCb.Timp.の8分音符の刻み、3楽章なら冒頭Vc.Cb.の8分音符のリズム、etc.)をいつも感じて練習すること。メロディーや長い音符を演奏する人はそこからはみ出さないように。これも、周りの音を聞く余裕を持つということが必要だってことだよね。
 そして、ブラームス特有の強弱記号の意味や奏法(sfはぶつけないで深く、etc.)について触れ、ドイツものとフランスものでは演奏法が全然違うので、最終的には、ビゼーらしい音楽、ブラームスらしい音楽に仕上げることを目標にしたいとおっしゃっていました。
 吉田先生とはまだ2回しかお会いしていないけれど、オケの雰囲気、特徴を早い段階でつかんで、計画的かつツボを押さえた指導をして下さって、今後のオケの成長がますます楽しみになってきました!!
 とはいうものの、どんなに素晴らしい指導でも頑張るのは、メンバーのみんなだからね。先生の指導が無にならないよう、しっかり復習・予習してきましょう!
 では、また〜。
 2007年3月17日(土) 18:30〜20:45 アルルの女&タンホイザー

  ようこそ! マエストロ吉田&A.Saxイチロー君!!

 さあ、待ちに待ったニュー・シーズンの始まり〜! 7月の本番までしまっていこう!!
 今日は、マエストロ吉田を迎えての初めてのtutti。アルルのSaxソロで出演してくれることになったイチロー君も早速練習に参加。さて、どんなtuttiになるかな?
 まずは、アルルの女。しょっぱなからチェロパートがあれれ〜? でも、マエストロ吉田は少しもあわてず、すぐに曲を止めると、「1,2と予拍で、3でみんな一緒に入ってね。いい?」とにこやかに説明し、再びtuttiスタート! 今度は、とりあえず順調に流れていく。ほっ。1曲ごとに気になる部分を少しだけ返し練習したものの、当初の計画通り前半できっちりアルルを合わせ終えて、休憩。うーん、時間配分バッチリ〜♪
初参加のSaxイチロー君、緊張していたというものの、専門にお勉強中とあって、とても柔らかく輝きのある音色だった。うっとり〜。楽友協会オケのサポーターの皆様、7月の本番をお楽しみに☆
 そして、後半はタンホイザー。出だしのところを少していねいにおさらいした後、全体の通し。1stヴァイオリンがとにかく大変そうな曲だ。
 マエストロ曰く、“今日は様子見練習”ということだったけど、各楽器の音のバランスや弾き方、吹き方など短い時間の中で実に細やかかつ分かりやすい指摘があった。これぞ、プロ指揮という感じ!
 何よりタクトがすごいなぁ〜と思ったのが、tuttiを始めてものの何分も経たないうちに、メンバーの意識がマエストロのタクト(棒)に吸い寄せられるように集中していったこと。そして、初合せにもかかわらず、オケをしっかり自分のペースでまとめ上げていく手腕! このマエストロの指導の下、オケがどんな風に変わっていくのか、とても楽しみだ。
 また、マエストロ吉田はプロのヴィオリストでもあるので、特に弦のメンバーには弾き方のこつとかいろいろためになることが多く、休憩時間もtutti終了後も早速楽譜を手にした弦メンバーがマエストロのところに群がっていた。これは・・・弦楽器は今期大いにステップアップの予感?
 とにかく今後がすこぶる楽しみになった肌寒い春の一夜でした。
 来週は、ブラームス一番を合わせるよ。最後まで通せるよう、各自しっかりおさらいして来てね!

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