・このページでは、市原市楽友協会オーケストラの練習時における悲喜こもごもを楽しく明るく正直に?お伝えしたいと思います。
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それでは、さっそく・・・

 2008年7月13日(日) 
  第25回市民コンサート本番!
 
 終りは、始まり〜♪
 
 ついに本番当日です!
 午前中に、最後の練習。まずは、モーツァルトから。
 これまでの注意点をもう一度よく思い出すようにと、ところどころチェックを入れながら、最終仕上げ。
 そして、展覧会。特に、音のバランスについて再度確認して、練習終了。
 ここで、マエストロからお話があった。
 「昨年から2年間という約束で、このオケを振ってきました。いよいよ今日の本番で終りとなりますが、今後のためになればと、2年間やってきて思ったことを言わせてもらいます。 まず、管楽器。弦に比べると、よく指揮を見ているなと思うけど、指揮を見て合わせるんじゃなくて、まずお互いの音をよく聞いて、バランスを考え、アインザッツを揃えるように。そして、弦楽器。オケで弾く場合は、弓のどの部分を使って弾くか(根元なのか、真ん中なのか、先なのか)、よく考えて弾くこと。自分たちでできることをきちんとやってから、tuttiに臨むようにすること。人任せ(指揮者任せ)にしないで、自分なりの音楽を持つこと。では、本番、頑張りましょう!」
 本番を前にして、何とも奥深くありがたい言葉である。しっかり胸に刻んでいざ本番へ。

 そして、いよいよ本番。
 開場前から、ロビーにはお客様の列ができていたものの、1500席を埋めるにはまだまだ。集客についてはもっともっと努力が必要か・・・。
 それでも、温かいお客様の拍手を受けながら、マエストロ、颯爽と登場。
 いつものスマイルでオケ全体を見渡し、みんなの準備が整っていることを確認してから、タクトを上げ、「ジュピター」の演奏スタート。
 1楽章からかなりの熱演である。ただ、いつもと違って舞い上がった熱演ではなく、演奏の端々にマエストロが何度も何度も繰り返し言われた注意が行き届いた、“理性ある熱演”。まだ1楽章が終わっただけなのに、会場から拍手が!(これは、嬉しい誤算でした。)
 その後も調子が乱れることはなく、あっという間に「ジュピター」が終わってしまった感じ。
 タクトを下ろした瞬間、マエストロが満面の笑みで「素晴らしぃ!」とおっしゃっていたのが印象深かった。
 休憩の後、「展覧会」。前半の「ジュピター」は降り番のメンバーが多かったので、これからが正念場。みんな、ガンバレ〜。
 Tpヒロさんのいつもより少し緊張した感じのソロでいよいよスタート。もう後戻りはできない。先へ進むのみ。こちらも、マエストロが練習で繰り返し言われていたことが効を奏し、メリハリのはっきりしたとてもいい演奏である。最終曲キエフの終り5小節でサスペンド・シンバルがマエストロのリクエストどおり渾身のクレッシェンドをすると、それにつられ(?)てオケ全体もこれまでにないくらい力強いクレシェンドでフィニッシュ。
 客席からは、割れんばかりの拍手が!! 感動・感動の瞬間です。
 アンコールは、オルフの「カルミナ・ブラーナ」から終曲。これも盛り上がりました。お手伝いに来ていた合唱団のメンバーからは、「いつか歌いたい!」との声も。楽友協会ならではの絶妙な選曲?!
 
 という訳で、昨年に比べると、かなり完成度の高い演奏が聞けました。何よりマエストロの手腕に脱帽です!
 マエストロ吉田の練習は、とにかく細切れ細切れで・・・タクトは、「こんなんで、本番に間に合うんだろうか?」とかいつもいつも同じ注意をされていることに苛立ちを感じたりしていたんだけど、マエストロの中ではしっかり戦略が練られていて、今のこのオケができる最高の演奏を本番で見事に作り上げた。
 演奏レベルで言えば、プロ並みに上手なアマ・オケはたくさんあるし、そういうところとは並ぶべくもないけど、でも、本当に今のこのオケならではの「ジュピター」であり、「展覧会」で、「カルミナ」だったと思う。
 客席にも、マエストロとみんなの想いがしっかり伝わり、過去最高の素晴らしい演奏会だった。
 吉田先生には、今後ぜひとも長いスパンでご指導をいただきたい!! (ん?すでに何やら動きが?!)

 吉田先生、2年間、本当にありがとうございました。また、?年後からよろしくお願いします!
 
 2008年7月12日(土) 

 ついに、ゲネラル・プローベ!

 いよいよ本番前日。。。
 団員は、18時少し前にホールに集合して、打楽器の搬入とステージセッティング。
 このあたりの作業は、まあ手馴れたもので40分程で無事完了。
 18時45分には、マエストロも到着され、予定通り19時ゲネラル・プローベ開始。

 まずは、『展覧会の絵』からスタート。
 「何があっても、止めないで最後まで通すから、そのつもりで」
 とマエストロは、いつものスマイルで宣言。みんなも笑顔でうなずくものの、やはりピリリとした緊張感が漂い始める。
 そして、Tpヒロさんのソロで演奏開始。
 ちょっとだけヒヤッとするところはあったものの、最初の宣言どおり、止まることなく最後まで無事たどり着いた。
 何点か気になるところをピックアップしておさらいし、展覧会の合わせは終了。
 次は、モーツァルトの『ジュピター』
 こちらも止まることなく、最後まで通し・・・気になる点は明日の午前中にやりますということで、、、ほぼスケジュール通りにゲネ・プロ終了。
 昨年は、閉館ギリギリの22時まで練習したんだけどね。(ブラームスの一番は大変だった・・・。)
 とにかく、明日の本番、頑張りましょう!

 【お久しぶり! 山ちゃん♪】
 昨年、諸々の事情で実家に帰っていた山ちゃんがはるばる応援に駆け付けてくれた。
 病気をされたとかで、随分スリムになって、男っぷりが上がっていた!?
 とりあえず、元気そうでひと安心。そして、嬉しい再会でした。
 
 2008年7月6日(日) ジュピター&展覧会

 総まとめ練習その3

 さあ、昨日の続き・・・眠そうな人もいるけど、こうしてみんなで練習できるのもあとわずか。
 頑張っていきましょう!

 午前中は、ジュピター1楽章から
 ・39小節目からは、全員がヴィオラとコントラバスの8分音符の刻みを感じて。
 ・ヴァイオリンの39小節目アウフタクトは、38小節目の木管の8分音符の流れにのって。
 ・木管の後打ちの4分音符は、短くなり過ぎないように
 ・92小節目、280小節目のsfは、sfpで。(すぐに音量を落とす)
 ・全体を通して・・・全員集合して同じリズムを刻む箇所が要所要所にあるので、そこはバッチリ揃えること。
  (揃わないのは、それ以前がちゃんと弾けてなくてテンポがきちんと保てていないから。)
 
 《2楽章》
 ・弦の94小節目アウフタクトは、可能な限りそーっと。
 《3楽章》
 ・30〜36小節目まで低弦は、クレシェンドしないこと。(高弦との掛け合いがおかしくなる)
 《4楽章》
 ・CからとGからは、管楽器・弦楽器で掛け合いになっているので、お互いをよく聞くこと。
 ・全体を通して・・・付点4分音符がやや短くなりがちなので、気をつける。
 ・158小節目からの低弦の刻みは、正確にはっきりと。
 ・241小節目〜252小節目までは4小節単位のフレーズで。
 ・359小節目の頭の2分音符は、ぜったいに突っ込まないでていねいに。
 ・360小節目からはとにかく柔らかく。
 ・最後は、絶対に遅くしない!!

 そして、午後からは展覧会の合わせ。
 1.小人
 ・18からの8分音符の動きは、出だしの8分音符をきっちりしっかり弾くこと。
  (転んですぐ次の音にいったりしない。)

 2.古城
 ・23からのVn.1は、テンポが揺らがないように。
 ・26からは、2小節単位ではっきりクレシェンドがわかるように(29の4小節前からも同じ)
 ・終り3小節4拍目からは、テンポをエキストラにとるので、指揮をよく見て。
 
 《プロムナード》
 ・33の2小節目、木管のピッチ、合わせて。

 3.チュイルリー
 ・音のバランスに注意。

 4.ビドロ
 ・39から41までのクレシェンドをしっかり
 ・42の4小節目2拍目の8分音符は短く切らないで。
 
 5.殻をつけたひなの踊り
 ・速いけど、走らない。(レッジェーロ!)

 8.カタコンベ
 ・オルガンのような響きになるように
 ・音の出だしを揃える

 9.バーバ・ヤーガ
 ・82から装飾音符のある音の動きは大き過ぎないように。
 ・92からの低音楽器、8分音符の連続で急がない

10.キエフの大門
 ・冒頭の金管は、コラールのように。
 ・107からのヴァイオリンは頭だけでなく、その後の音も粒を揃えてしっかり弾く。
 ・110の5小節目からの2ndヴァイオリンは、正確かつ途切れ途切れにならないように。
 ・112の4小節前からのクレッシェンドをしっかり。
 ・112からは、全員がグロッケンを引き立てるつもりで
 ・114からの高弦&木管は死に物狂い(?)で弾く
 ・116からの管楽器の2分音符はテヌートでもマルカートで。
 ・118からは、音のバランスを考えるとともに、同じ動きをしている人をちゃんと意識して合わせる。
 ・121からはコラール。音をぜったいに抜かない。

 他にも、突っ込みどころ満載の練習でした。。。各パート内で確認して下さいね。
 
 さあ、いよいよ本番ですね。
 この1週間は、これまでの練習をしっかり振り返って、もう一度気持ちを新たに個人練に臨みましょう!

 2008年7月5日(土) ジュピター&展覧会

 総まとめ練習その2

 いよいよ本番まで1週間。今日も総まとめ練習というか、これまでの注意事項を再確認しながら+αの練習。
 まずは、ジュピターの3楽章
 ・Trioから少しテンポを落とすけど、D.C.したらすぐに戻して。
 ・Trioの管楽器は、音の出だしを必ず揃える。(指揮に頼らず、誰かが合図を出す)
 ・強−弱−弱の3拍子の感じを常に持っていること。(だからといって、1拍目がアクセントになってはダメ)
 ・全体を通して、音の終り方が雑になっているので、もっと神経を使うようにする。
 次に2楽章を少し
 ・Dの1小節前、スラーとスタカートを正確に。スタカートはできる限り短く軽く。
 ・Dからは、管楽器がメロディー。(管は出して、弦は抑え目に)

 休憩後、展覧会の合わせ
 1.小人
 ・音程を正しく弾くことは大切だけど、その場その場の雰囲気に合った音の流れはもっと大切に
 3.チュイルリー
 ・練習番号35からもその前と同じテンポのままで。(遅くしない。特に、Vn.1)
 8.カタコンベ
 ・音の響きをよく聞いて。

 続きは、明日の練習で!
 2008年6月29日(日) ジュピター&展覧会

 総まとめ練習なのだ

 本番を2週間後に控え、今日はこれまでの総まとめ練習。
 ほぼ全員集まって練習したかったのだけど、あいにくトラさんの中には本番にぶつかってしまった方がいたりして、思うほどは集まれなかった、残念!
 さて、午前中はまず、ジュピター♪
 先生は、完全な夜型人間なのだそうで、「朝はダメなんだよー」といつも以上にヘラヘラしながら(!)現れ、tutti開始。
 最初に4楽章を頭から。
 ・A、Bの1小節前の頭の音は乱暴にならないでやさしく。
 ・Aからの全音符の動きは3小節弾いたら、次に出てくるパートに出番を譲って、音量を落とすこと。
 ・86小節目からは木管の動きが聞こえるように、弦楽器は音量を抑えて。(動きが細かくても大きくならないように)
 ・94小節目2拍目から2分音符3つの動き、頭の音をはっきり目に出して、存在感を出すように。2、3つ目の音は、少し控えめに。・はスタカートではなくマルカートの意味。短くなりすぎないように。
 ・Cからの管楽器の全音符は音を抜き気味にして、他の楽器の動きが聞こえるように。
 ・359小節目、頭の音はていねいに。(勢いで入らない)
 ・362小節目からの動きは、4小節で1フレーズ。やわらかく。
 次に、2楽章前半。
 ・低弦は常に、オケをひっぱっていくつもりで弾くこと(2楽章だけでなく、全体を通して)。
 ・Bの2小節前、木管は少し大きめに
 次に3楽章と1楽章、これまで注意されたことを、しっかり思い出しましょう。

 午後は、展覧会の合わせ。
 打楽器にA.Saxさんが揃っての練習で、ようやくそれらしい雰囲気に!
 Uの「古城」、先週やった「トーフ、トーフ」「トーフ、キャ〜ベツ」を思い出して!!
 (「トーフ」はリズムがだんだんもたれていったりしないように。)
 それから、これは主にZ.リモージュで指摘されたことだけど・・・
 「強弱の“弱”をもっと大げさにやらないと、強いところが浮き出ない。mfと書いてあっても、mpくらいのつもりで小さめに弾くこと」
 たぶん、これは、全曲を通して言える事だと思う。とにかく、もっとメリハリをつけて演奏できるように工夫しましょう。
 最後に、マエストロからアドバイス
 「演奏中はテンションは高い方がいいけど、頭のどこか片隅に冷静な部分が残っている方がいい。ただ興奮して演奏していると、体に力が入りすぎて筋肉が固まり、スムーズな動きができなくなるから。難しいことなんだけども、心がけてみて下さい。」
 うーん、これは深い。現役プレイヤーならではの言葉だね。
 みんな、ぜひ心に留めておきましょう!
 
 さて、来週も土・日、休みなく練習漬けです。最後の悪あがき、じゃない!、ひと踏ん張り。
 頑張っていきましょう。

 2008年6月28日(土) ジュピター4&2楽章、展覧会

 “グリッサンダーかわべ参上

 練習もいよいよ佳境と言った感じ。。。先週の反省もあって、打楽器のセッティングは早めに終了。
 でも、今日は、まずジュピターの合わせ。
 いきなり4楽章の終りの方から。
 ・402小節目の2拍目から全楽器の動きが揃うことを意識して合わせる事。
 ・最後2小節は、rit.しないでインテンポのままで終わる。
 そして、次に2楽章の中間部から。
 ・fp・・・1拍分はfを保って2拍目からpに落とす感じで。決して鋭くならないように。やわらかく。
 ・終り2小節前の3拍目後半でテンポをゆるめて最後の小節へ。
 その他、楽器ごとの注意事項については、パート内で確認して下さいね。
 休憩後、展覧会の合わせ。
 T曲目の練習番号14後半に出てくる弦のグリッサンド、かなり苦戦中。
 吉田先生は、何度もお手本を弾いてみてくれるんだけど、メンバーはなかなか上手に音を滑らせることができない・・・とそんな中でただ一人、吉田先生に「おっ!うまい!!」と褒められた人が。 それは、な、な、なんと、メンバーの中で一番ヴァイオリン歴が浅い、かわべパパさんだった。
 う〜ん、力の抜き加減がよかったのだろうか・・・その他のメンバーは、じっくり研究してきましょうね。
 という訳で、本日めでたく“グリッサンダー”?!が誕生したのでした。
 あまりにも印象深い出来事だったので、その他の注意事項、、、忘れました。。。ゴメンなさい!
 
 2008年6月21日(土) 展覧会全曲

 古城に、豆腐キャベツ

 今日は、ハープさんが参加してのtuttiということで、展覧会の全曲通し。
 打楽器さんのセッティングにやや手間取り、tutti開始が少し遅れたが、この間もマエストロは全くイライラすることもなく、いつも通りのスマイル。この人は・・・声を荒げたり、怒ったりすることはないんだろうか?!
 棒を振っている時も、指示を出す時も、とにかくいつも楽しそうである。まあ、時には本当に思い出し笑いが止まらなくなることがあるらしい。(棒を振っている最中に!)
 と、余談はさておき、展覧会の合わせ。先週の様子からすると、今日もかなりヒサンな光景が・・・と様子を見守っていたが、トラさんたちの力強いアシストがあり、まあまあ形にはなっていた。
 でもね〜、まだまだピッチがね〜。(>_<) 
 そして、第2曲目「古城」。2拍子を基本とする農耕民族であるボクたち日本人が最も苦手と言われている3拍子。(実際には、6拍子だけど。) ここで、突然、マエストロが「野菜の気持ちって知ってる?」
 ほとんどのメンバーが「??」 タクトも「?」であった。
 と、マエストロが、「チェロの弾いているメロディーは“トーフ、トーフ・・・”で、ヴァイオリンは“トーフ、キャーベツ、トーフ・・・”と弾いて。」とおっしゃった。
 すると・・・ビックリ! ズレズレになりがちだった縦の線がだいぶ揃うようになったし、チェロパートにいたっては、ニュアンスが随分いい感じになったのだ。
 へえ〜、面白い!!
 早速、“野菜の気持ち”について調べてみた。要約すると・・・
 古谷哲也さん作曲で、5人編成の声を使ったアンサンブル曲。各自がキャベツやバナナなどの野菜や果物の名前(八百屋さんで売っているもの)のことばのリズムを生かして作曲されていて、高等学校の教科書に載っているんだとか。
 ぜひ、一度聞いてみたいものである。
 とても面白いアプローチの仕方だった♪
 もちろん、こんな練習ばかりではなく、その他たくさんの指摘がありました。みなさん、楽譜にはちゃんとメモりましたね? 次は、少しでもそれを実践できるよう練習練習です!
 次回は、土・日と集中練習日です! しっかり頑張りましょう〜。

 2008年6月14日(土) ジュピター4楽章&展覧会プロムナード&U&W&Y&]

 “記憶の彼方”では困ります!

 な、な、なんと2ヶ月ぶりのオケ練日記です。
 本番を1ヵ月後に控え、練習は順調・・・と言いたいところだけど、、、何だかなぁ。
 弦練習の時間もたっぷり取ったし、合宿もやったというのに、その成果が今一つ見えないというか、毎回振り出しに戻っているような感じ。
 マエストロも「あれれ〜、この間までやったことは、すでに記憶の彼方?」と苦笑い。
 吉田先生は、優しい(もう諦めているのかもしれない)から、厳しいことはおっしゃらないけれど、こんなに進歩がないままで、本当にいいの?
 もちろん、地道に頑張っているメンバーもいる。でもね、オケはチームプレーだから、みんなで頑張らないと意味がないのダ。
 という訳で、みなさん、そろそろエンジン全開、本気を出して下さいな。
 そうそう、今日モーツァルトでマエストロから指摘されたことが、そっくりそのまま↓(2月16日)の日記に載ってるよ。いかに進歩していないか、、、しっかり証明されてしまった!!
 これからの3週間は、少しでも多く、オケのために時間を割いて下さい。
 練習会場は、17時から使用可能なんだから、家で音出しできない人は、どんどん利用しましょう。
 あ〜、次回の日記ではもう少し明るいことを書きたい。
 全ては、みなさんにかかってますヨ。

 
 2008年4月19日(土) ジュピター2楽章&展覧会\&]

 “久しぶりのジュピター♪”だったのに・・・

 今日は、2ヶ月ぶりにジュピターのtuttiだ〜と何となくそわそわ。
 でも、吉田先生、なかなか現れず・・・18時35分、まだ来ない・・・。
 18時40分、そろそろ? 18時50分もしかして本番があって遅れる?
 19時、もしかしてアクアラインが通行止めで遅れてるとか?
 19時5分、ようやく先生登場。ホッ。
 さっそくtuttiが始まる。まずは2楽章。一通り通してから、先生は開口一番
 「fでアクセントをつけない。もっとやわらかく! fpはsfz(スフォルツァンド)ではなくて、あくまで音量の大小の指示だから、音の立ち上がりはもっと柔らかくすること。」
 とおっしゃった。fp・・・難しいねぇ。各自で弾き方をしっかり研究しましょう。
 4楽章は次回ということで、、、休憩。
 休憩後は、展覧会の9曲目の94から。
 ・4分音符はしっかり響きを持たせて。小節を追うごとに大きさが増すくらいのつもりで弾く。
 ・95はp!
 ・96の2小節前でf
 ・9曲目全体を通して、弦楽器の刻みははっきり全ての音が均一の厚みがあるようにしっかり弾く。
 続いて10曲目
 ・冒頭の金管は、コラールのように。少し人工的に余韻を作るつもりで。
 ・109からはあまり表情をつけずに淡々と。
 ・111〜 ヴァイオリンのリズムは正確に!(出る1小節前からリズムを感じておく)
 ・111の5小節目からの木管、音程に注意!!(美しい響きになるように)
 ・113の3小節前の木管の動き、正確にはっきりと。
 ・116から管楽器の2分音符はテヌート気味に。(でも、遅くならない)
 ・118小節目の弦楽器はmpで
 
 とまあ、こんな感じの指示がありました。お休みした方、メモをしておいてね!

 次回は、吉田先生はお休みで、小林先生による「展覧会」のtuttiです。
 (おしゃべりと音を出している時間、どちらが長いか? なんちゃって。苦笑)

 【駄洒落かよ〜】
 今日の吉田先生は、やたらと駄洒落を連発。
 「先生、ここの音はA(アー)ですか?As(アス)ですか?」
 「うん? あ、そこはAsだね。明後日でもアスと・・・。」
 ひぇえ〜、それって・・・いわゆるおやじギャグ・・・寒い、寒すぎる〜〜〜。
 こんな先生だったのか、、、意外な一面を見てしまった。(^_^;)

 
 2008年2月16日(土) ジュピター4楽章&展覧会X、Z、\

 今日は、オーボエさん、ファゴットさんがお休みで、ジュピターの木管はフルートだけ・・・やりにくいtuttiだった。でも、吉田先生は、そんなことにはお構いなしといった感じで、淡々と指導を続けていた。
 弦楽器だけでも、やらなきゃいけないことが山積みだからね〜。
 という訳で、ジュピターの4楽章から。前回も指摘されたけど、とにかく音はまっすぐに伸ばすように! 決して膨らませたりしないこと。36小節目からは、Vn2→Vn1→Va→Vc→Cbの順で全音符の動きが追いかけっこになっているから、それぞれの出番でしっかりと存在をアピールして、その他の楽器はその全音符の動きが浮き出るように少し音を抑えて。他にも、随所に追いかけっこが出てくるから、出すべきところ、引っ込むべきところを各自しっかり把握して弾きましょう。
 後半は、展覧会のVから。やっぱりダブルリード不在がちょっと痛手の練習。この曲は【
卵の殻を付けた雛の踊り】というタイトルがついていて卵の殻から抜けきれずに跳ね回る雛鳥とそれを見て慌てる親鳥とのやりとりが、木管セクションの活躍するアンサンブルで表現されているんだとか。木管さん、がんばって!
 【
Z.リモージュの市場】は、フランス中部にあるリモージュの街の市場が舞台。にぎやかな喧騒の中で、物売りのおばさんの売り声や他愛もない世間話があちこちから聞こえてくるというのを表現しているだって。確かに、出だしのホルンのフレーズからしてにぎやかな感じ。でも、ちょっと気を抜くと、自分の出番が??
迷子にならないように、曲をよく聞いて練習練習。
 そして、\。冒頭の部分、全部同じ強さの音で弾く。その後の弦楽器は4分音符と8分音符で弓の使い方、弾き方を変え、音色に変化をつける。86の2小節前がffでそれまではf。94の3小節前の木管の4分音符は減衰させる。99の2小節前でff、それまではfで。
 とざっとこんな感じでした〜。
 次週は、弦は吉田先生、チェロは横森先生が指導して下さいます! 横森先生・・・どんな先生か、楽しみですね☆

 
 2008年2月2日(土) ジュピター1楽章&展覧会U〜X

  シンプル イズ ビューティ?! 
 
 今日は、ジュピターの1楽章から・・・うひゃ〜、たった8小節でtuttiストップ!
 吉田先生がこだわったのは、スト・バイの弾き方でした。入りを揃える、音をあと膨れさせず、まっすぐになど。その後も、ちょっと進むたびに、ストップ。逐一弾き方、吹き方について細かく注意。こ、これが、吉田流か!
 吉田先生の要求をよく考えてみると、どれも基本を大切に、そしてシンプルに弾くようにということ。確かに、先生が聞かせてくれたお手本は、余計な装飾は全くなく、それでいて、とても美しい音楽だった♪
 いかに基礎が大切か、まざまざと見せつけられたような・・・。
 みなさん、極上のモーツァルトを演奏するためには、まず基礎です! そして、ていねいなおさらい。
 練習時間がなかなかとれなくて大変だろうけど、頑張りましょう!

 後半は、展覧会のU「古城」から。この曲は、低音部が絶え間なく奏でる基本フレーズを意識して、メロディーを弾きましょう。
 プロムナードをはさんでV「テュイルリ(遊んだあとの子供のけんか)」。これは、木管がもつれにもつれた動きで大変そうだけど、しっかり練習を重ねて、それぞれが確実に弾けるようになりましょう。
 ちなみに、こんな解説があります。“テュイルリとはパリの路地裏にある小さな公園の名前。子供たちが走り回り、戯れています。そして些細なことからけんかとなりますが・・・見かねた親が家に連れて帰り、呆気ない幕切れとなります。” 演奏のヒントになればと思います。
 次に、
W.ビドロ(牛車)。O団長、渾身のテナー・チューバ(ユーホニューム)のソロだ。この曲も、やっぱりまず低音部がしっかり弾くこと。すり足で少しずつ前に進むような感じでと。ここで、吉田先生、ついにチェロまで弾いて聞かせてくれました。「さすがにチェロは厳しいなぁ〜」とおっしゃっていましたが、なかなかのものでした。さて、これも“舞台はポーランドの農村。牛に引かれる車輪の軋みと、思うように動かない鈍重な牛の動きが、テューバ(今回はテナー・テューバにより演奏されます)のソロを先頭にした低音楽器を中心に描写されます。”という解説があります。牛車の雰囲気が表現できるように頑張りましょう♪

 今日も、課題をたっぷりと出されたtuttiでした。

 
【さとるカンタービレ?! 〜指揮者コンクールの巻〜】
 その昔、吉田先生は、のだめカンタービレの千秋と同じフランスの指揮者コンクールに出場したことがあるそうだ。(お正月のTVドラマでは舞台は、チェコになっていたけど、原作のマンガではフランス。)
 で、千秋サマが使っていた控え室というのが、机の位置とかソファの配置とか、実物と寸分たがわぬ正確さで驚いたとか・・・のだめの原作者には、相当切れる(記憶力抜群の優秀な)ネタ元がついているらしい。
 さて、そのコンクールでのこと。2次だかの間違い探しの課題の一つが、「展覧会の絵」(抜粋)。ところが! オケのオーボエが調子が悪かったのか、元々ヘタクソなのか、とにかく間違えたり間違えなかったり、ヨレヨレ状態。そこで、ある参加者が審査員に向かって、「オーボエに間違えた部分については、試験問題なのか、本人のミスなのか、自分にはわからない!」と叫んだところ、会場大爆笑の渦に包まれたとか。
 それが、今日やったVのテュイルリとXの卵の殻を付けた雛の踊り(木管群が大変な曲ばっかり!)だったので、この曲をやるたびにその時のことを思い出して笑いがこみ上げてしょうがないんだそう・・・。
 確かに、想像だけでも笑える・・・。

 2008年1月26日(土) 「展覧会の絵」]〜U

  なるほど・・・! 
 
 今日は、トレーナーの小林先生も来て下さって、弦楽器としては心強い指導陣に囲まれての吉田先生のtutti。先週の続きということで、展覧会の「キエフ」から。吉田先生の冒頭の金管に対する指摘も鋭かったけど、その後の弦楽器の弓の使い方についての指導はさすがだった。いつも遠慮がちな音(というか弱々しい感じ?)の弦楽器群の音がみるみるうちに力強い音に変わっていった。えっ?この人数でもこんなに音が出るの?みたいな。
 さらに、先生は強弱の指示についても余念がない。しかも、ただ強くとか弱くとかではなく、どういう雰囲気にしたいのか、どういう感じの音を出してほしいのか、ヴィジョンがはっきりしていて、明確に伝わってくる。
 きっと、プロ・オケで何度も演奏しながら、「自分ならこの曲はこういうふうにしたい」とか、お考えになっているのだろうな・・・。
 で、ちょっと笑えたのが、110からの弦楽器の弾き方について。最初のうち何度やっても、3連符が揃わない。そこで、吉田先生、「はい、みんなで気持ちを合わせて、よしだ、さとる、よしだ、さとる〜♪と弾いてー」と言ったら、あら不思議。あんなにバラバラだったのが、ぴったり動きが揃って和音になった! で、その後の8分音符はというと、“こばやし、ひであき、こばやし、ひであき〜♪”で弾きましょう?!
 115からは、1つ振りです。120からは2小節間3つ振り→次の1小節は2つ振り→また2小節間3つ振り→1小節間2つ振りとなって122からは2つ振りです。
 終り5小節間は、1小節ごとに通過点が見える感じの明確なクレシェンドをつけるように。
 また、低弦さんは、常にオケ全体を引っ張るように積極的に弾きましょう!
 休憩後、頭に戻って「プロムナード」。Tpヒロのソロはいつ聞いても安定感がある。その後に続く金管群は、Tpソロとの違和感が出ないよう、テヌートを心がけて! この冒頭の「プロムナード」は、最後までテヌートに徹して演奏すること。また、指示に書いてあるように(guisto)、常に一定のテンポで、揺れたりしないように。
 3の2小節目の木管は強弱をはっきりつける。
 最後の4分音符は、必ず指揮をみて揃える!
 次に、「小人」。8からの木管、長く伸ばす音の抜き方を研究して。
 14からは、すべての音をしつこいくらいべったりと弾く。

 等々、かなり細かい指摘もありました。
 次週は、ジュピター&展覧会の続きです。

 2008年1月19日(土) モーツァルト41番第2、4楽章&「展覧会の絵」Y〜]冒頭

  リズムを正確に!! 
 
 今日も、前半はモーツァルト♪ 先週やらなかった2楽章&4楽章をやりました。
 2楽章・・・緩徐楽章ですね。ゆったりとしていて、どこまでも美しく・・・みたいな。神々しいくらいのその美しい音楽に、モーツァルトの天才ぶりをあらためて感じる。 が!それをアマチュアが表現するのは至難の業。とにかく、音の最初から最後までフルに神経を使って、壊れ物を扱うようにただひたすら丁寧に丁寧に演奏しなければ!
 ということで、吉田先生からも早速、弦の弓の使い方(根元を使って、なでるように)など、レクチャーがありました。 続く4楽章では、少しゆっくり目のテンポ設定で合わせをやりましたが、それでもリズムがずれずれ・・・まずはそれぞれがきっちりと正確に弾けるようにしてほしいとのことでした。

 休憩後は、展覧会の6曲目から。6曲目からと何度も先生がおっしゃったのに、コントラバスのお二人さんはナゾの行動?? と思ったら、パート譜がローマ数字表記だったので、4(W)と6(Y)を見間違えていたらしい。
 このお二人さんはいいコンビというか、いつもちょっとずれた所があって、面白いというか、危ういというか・・・う〜ん、やっぱりしっかり者が一人必要な気が・・・。
 とそんなことは、さておき、この展覧会の6曲目は
サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ」というタイトルがついていますね。解説によると・・・「シュムイレ」は貧乏なユダヤ人、「サムエル・ゴールデンベルク」は太った大金持ちのユダヤ人。借金の返済を迫るゴールデンベルク(弦楽器と木管楽器)に、支払いの延期を懇願するシュムイレ(弱音器をつけたトランペットソロ)。話は並行線のまま、結局ゴールデンベルクの「いいかげんにしろ!」の一喝で終わります。なんてことを理解して演奏すると面白いかも。
 それ以前に、この曲もまずリズムがきっちり揃わないと、どうも雰囲気が出ませんね。各自、ちゃんとメトロノームを使って練習しましょう! 聞き覚えで演奏していると、いつまでもアバウトな感じになってしまいます。
 続く7曲目の「リモージュの市場」は、まだまだ個人練が必要。8曲目「カタコンブ」は、ローマ時代の地下墳墓が舞台だそうな。金管楽器の少し不気味さを含んだ和音進行は、そういうことだったのね。和音での進行が重要なので、頭でっかちの音にならず、一定の音量をキープできるよう、そして音程にはもっとシビアな耳を!
 9曲目「バーバヤーガ」。これも、解説によると・・・バーバ・ヤーガとはロシアの民話に登場する魔女。雌鳥の足の上に、魔女の小屋が建っているという幻想的な絵で、魔女がほうきに跨ってダイナミックに飛び回る様がトランペットの力強い旋律で描写されています。フムフム。で、このトランペット&ホルンの旋律の吹き方について、マエストロより注文がありました。スタカートのついた4分音符は、ただ短くするのではなく、少し人工的に余韻をつけて吹くようにと。人工的に余韻とは、また難しい注文だ〜。でも、こういうことはまずやろうという意識を持つことが大事なんだと思います。
 という訳で、今回も宿題が満載ですね。。。練習会場は17時から使えるので、家で練習が難しい人は、早めに来てしっかり個人練習をしましょう!
 (特に、譜読みが進んでいない人はね!)

 次回は、「展覧会の絵」オンリーだそうです。


 
 2008年1月12日(土) モーツァルト41番第1、3楽章&「展覧会の絵」全曲

  今年もガンバロウ!
 
 いよいよ始まりました! 初tuttiです。
 昨年は、2月後半に県民合唱の本番があったため、練習開始が遅くなり、吉田先生はいきなり苦戦を強いられることになってしまった。今年は、年明け早々からtuttiを始めて、たっぷりじっくり時間をかけて曲を仕上げていくとのこと。どんな「ジュピター」&「展覧会の絵」が聞けるのか、とっても楽しみだ〜。

 で、初tuttiだけど、管楽器はほぼ100%に近い出席率! みんなの吉田先生に対する期待が現れているのか? 弦の方は、70%ってところだったかな。昨秋のY先生の初tuttiの出席率を思い返すと・・・何だか高出席率のような・・・。
 それは、さておき、今日は、まずジュピターの1&3楽章をさーっと合わせました。さーっととは言っても、少々こだわりの部分練習もあったんだけどね。そして、後半は時間ギリギリまで使って「展覧会の絵」を一通り合わせました。まさか全曲通してしまうとは。おそるべし、マエストロ・吉田!
 今日主に指摘されたのは、

 ・拍子感を失わない。(強拍をきちんと意識して。)
 ・音を伸ばしている時は、必ず8分音符など刻みの音を感じるようにする。
 ・フレーズを考える。(フレーズの最後の音はソフトに静かに)
 ・一つ一つの音の響きを大切に
 ・自分と他の楽器との音のつながりをちゃんと考えて。

とこんな感じです。まだまだ弾くので精一杯という人が多いと思うけど、少しずつでいいから、周りを聞く余裕を持てるようになりましょう。
 とにかく、練習中しっかりメモをとって、何度も何度も同じ指摘をされないように、各自きっちり個人練習をしてきましょう!
 次回は、ジュピターの2&4楽章と展覧会の合わせです。 今日の反省&復習そして予習をよろしくね!

 
 2008年1月3日(木) 

  明けましておめでとうございます!

 昨年後半は、忙しいのと気持ちがちょっと萎えてしまったりで、すっかり日記をおさぼりしてしまった・・・チェックしてくれていた方、ごめんなさい!
 年も改まったところで、心機一転、tuttiの様子をきっちりお伝えしていきたいと思っております。
 どうぞよろしくお願いいたします。
 たまには、『掲示板』に感想などいただけると、励みにもなりますし、ウレシイです♪
 今年は、どんなモーツァルト&展覧会が聞けるのか、楽しみで〜す☆

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