・このページでは、市原市楽友協会オーケストラの練習時における悲喜こもごもを楽しく明るく正直に?お伝えしたいと思います。
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それでは、さっそく・・・

 2016年7月17日(日)

第40回市民コンサート本番!!

 昨年に引き続き、まずは会場の仕込みからです。ステージと受付の2チームに分かれての作業。
 さすがに回数を重ねているだけあって、順調すぎるくらいにスムーズに完了。予定より早く練習開始できると思いきや、ステージの照明がなかなかつかない。ホールの担当者が不慣れだったのかな。ジリジリしながら5分ほど待ってようやく点いたものの、まぶしいくらいの明るさで少し調整してもらって、ようやく練習開始。あ〜、1分1秒が惜しいのに・・・。でも、マエストロは特に苛立つ様子もなく、いつものスマイルでした。これが、Y先生だったら、「何やってんだ!!」とキレまくっていたかも!?
 本番順での練習。何ヶ所か返し練習をして最後の練習が終わりました。
 そして、いよいよ本番。気になる来場者数は、、、おっ、昨年より若干多いかも? やったぁ!!
 本番のプログラムの前に、まずは小編成によるウエルカムコンサート。2チーム出演しましたが、それぞれに個性豊かな感じでなかなか受けがよかったようです。
 13時59分、新しくなったベル(以前は、ブーという耳障りな音で不評でしたが、駅の発車メロディーみたいなのになってました。)が鳴り、両袖から奏者入場。チューニングが終わり、マエストロ登場。今回も譜面台はなく、暗譜で全曲を指揮する模様。スコアが頭の中に入ってるってことだよね。凄すぎる〜!!
 奏者を見渡してからマエストロがタクトを上げ、いよいよ「ファウスト」演奏開始。フランス音楽らしいお洒落なメロディーが流れる。思えば、練習のたびにニュアンスが違うと何度も何度も指摘されましたね。みんなの演奏を聴いていて、初めの頃に比べれば、ずいぶんフランスに近付いたように感じました。
 特に、ハープのアルペジョが素敵でした。
 後半は、「悲愴」。これがもう大変でした。ヒヤヒヤハラハラする箇所がいくつあったことか。でも、ファゴットとクラリネットのソロはどちらも素晴らしい演奏でした。団員のみんなもきっと誇らしく思ったでしょう。にしても、3楽章は超ハイスピードでしたね。いつ崩壊するかと正直気が気ではありませんでした。
 そのせいなのか何なのか、悲愴の3楽章後、よく聞かれる拍手は起こりませんでした。Sさんが曲目紹介に「3楽章は終楽章ではありません!」と書いてくれたからでしょうか?
 ところが、4楽章の最後、コントラバスの音が消え、タクトが降ろされても、しばらく静まり返る会場。 あの〜、もう終わりましたけど??とステージ上の団員が動揺しそうになったころ、ようやくパラパラと拍手する人が現れ、それに続き会場いっぱいに拍手喝采、「ブラボー!!」の掛け声が。
 はあ〜〜、ホッとしました。みなさん、本当にお疲れ様でした。
 ちなみに、アンコールは、チャイコフスキーの眠りの森の美女より「ワルツ」でした。解放感?いっぱいのワルツはやはり楽し気に聞こえました。(笑)

 【ファミリーの力!】
 今回、スタッフ(主に受付)として、団員のジュニアたちが活躍してくれました。ジュニアといっても、社会人、大学生、高校生とほぼ大人。少し前までは子供だったようなイメージがあるのに、人様の子は成長が早いような。。。って自分もそれだけ年を取っているんですけどね。(苦笑)
 いろんな人の助けがあって、今回の演奏会も無事に終えることができました。お手伝いして下さった方々、聴きにしらして下さったみなさまに心の底から感謝感謝です♪
 2016年7月16日(土) 13:00〜17:00 ゲネラル・プローべ

  公開リハーサル開始!!

 
 本日のリハーサルは、団のお財布事情から、本番会場ではなく、「夢ホール」という昨年冬も練習で使用した会場で行います。ガラス張りのオープンなスペースです。2階にはスポーツデポなるスポーツショップがあり、ガラス張りの向こうには、アリオ市原店が一望できます。絶好のPRになること請け合い。って、演奏の内容次第か・・・。
 団員は12時に集合して、会場準備やプログラムにチラシの挟み込作業をしたり、大忙しです。でも、大人数なので、練習開始時間前に余裕で終了。
 13時少し前にマエストロも到着し、予定通り練習開始。
 まずは、グノーから。先週に引き続き、念入りに最終仕上げすると思いきや、割とあっさりな感じで、数か所手直しや確認するだけで終了。これは、悲愴に十分な時間をかけようという作戦だろうか・・・。
 そして、悲愴。こちらは、進みそうでなかなか進まない。本番は、明日なのに大丈夫なんだろうか?
 それでも、予定より少し早く練習終了。その後も、居残り練習する熱心なメンバーが結構いました。お疲れさん!
 さあ、明日はいよいよ本番。どうなるのかなぁ。期待と不安が入り混じった複雑な気持ち。
 
 2016年7月10日(日) 10:30〜17:00 全曲

  総仕上げだ〜〜!!

 
 ついに来週が本番です! 先週に引き続き、一日練習。ハープさんを始め、本番メンバーがほぼ揃い、総まとめ練習といったところでしょうか。
 前回と同じく、まずはファウストから。メロディーラインを丁寧に揃えていくマエストロ。音の立ち上り、そして、音の終わりにもっともっと注意を払って、息を合わせるようにしないとね。特に音の終わりは、短過ぎても長過ぎてもダメ。もう一度よく楽譜を見て、アバウトにならないように。
 また、小節の最後の音が急ぎ気味になって落ち着きがなくならないように、他の楽器の音をよく聞いて、テンポ通りに弾くようにしましょう。これはとっても大切なことです。伸ばしの時など、適当な長さで弾いて次にいってしまう傾向があるようです。注意注意!!
 マエストロからは、「来週が終わるまででいいから、今日言ったことは覚えておいてね〜。あと1週間だけでいいから。(笑)」との言葉が。みなさん、ゲネまではそれぞれの仕事で音楽とは離れてしまう時間が多くなると思いますが、楽譜を開くだけでもいいので、この1週間しっかり復習をしてね〜!
 
 ホームページのチケットプレゼントへの応募も来ているようです。当日、どのくらいのお客様がいらっしゃるのか、全く予想できませんが、みんなで力を合わせて、素敵な演奏会になるといいですね。さあ、残り1週間、頑張りましょう!!
 2016年7月3日(日) 10:30〜17:00 全曲

  いよいよ本番が目の前に!

 
 7月になりました。本番まであと2週間・・・。今月は、通常の土曜練習はなく、日曜の1日練習が続きます。
 今日は、仕事のためお休みのメンバーが結構いて、マエストロは少しやりにくそうでした。来週は揃うといいんだけど。(-_-;)
 時間がたっぷりあるということで、まずファウストを念入りに練習。特に、メロディーを担当する1stヴァイオリンへの指摘が多かったです。ニュアンスがね、なかなか難しいです。音の終わりがブツッと切れないように、でもテヌート過ぎず、、、など、曲ごと、フレーズごとに音の立ち上りから終わりまで、ただ音を出していてはダメ、どんな情景なのかをイメージしながら、それを表現するつもりで弾かないと。
 今回のファウストも悲愴も、メロディーラインははっきりしているし、聴いているお客様に音で想いを伝えるつもりで、演奏するといいのかも。
 なんて、ちょっと生意気かな。へへっ。
 あ、それと、縦の線がバラバラになりがちなので、もっと周りのことも把握しないとね。難しい曲でついつい自分のことで精一杯になっちゃうというのは分かるんだけど、もっと周囲にも耳を向けましょう!

 さて、来週はどうなっているかな。
 2016年6月18日(土)〜19日(日) 岩井海岸にて合宿

  今年の合宿は・・・!?

 
 今年も待ちに待った合宿の日がやってきました!!
 今回の合宿担当は2ndヴァイオリン。しっかり者が多いパートなので、着くやいなや会費の集金。なんとも頼もしい!?
 14時から合奏開始。まずは、グノーのファウストから。いつもより時間があるので、さぞかし細かくやるんだろうなぁと思っていましたが、意外にもあっさり。悲愴の2楽章まで練習したところで、夕食へ。
 メニューは、お刺身、焼き肉、焼き魚、サラダ等々、なかなか豪華でした☆
 夕食後は、また合奏練習。悲愴の3楽章から始まって、1楽章、4楽章と合わせました。練習は21時30分まででしたが、21時になって、フルートのもっちゃんとチューバのAくんが合流。チューバのAくんは、市原で出身高校の演奏会のゲネを終えて駆けつけてくれました。そして、練習が終わった後、また市原へとんぼ返り。練習参加時間より往復の時間の方が長いという状況でよく来てくれました。若者の熱意はスゴイ! (でも、車で送り迎えをしたお母様?も大変だったでしょうね。)
 練習の後は、みんなが楽しみにしていた懇親会&歓迎会です。残念ながら、管楽器の新人さんたちは帰ってしまって参加せずでしたが、その分(?)弦楽器の新人さんたちをおもてなし! 今年は体調不良でヴァイオリンの平ポンさんが欠席だったため、恒例となっていた三味線のかくし芸がなく寂しかったですが、それぞれいろんな人とお酒を酌み交わし、楽しい夜はあっという間に更けていきました。翌日の練習に備えて・・・という気持ちより、ここぞとばかりおしゃべりは続き、最後まで残っていたメンバーはほぼ徹夜、宴会場に寝転がっていたそうです。(^_^;)
 朝食の後、9時半から練習再開。悲愴の1楽章をかなり念入りに合わせ。その後、4楽章を合わせて、練習は終了。
 昼食のカレー&カツをいただいて解散。あ〜、あっという間の2日間でした。今年も楽しかったね!
 さて、合宿が終われば、本番はもう目前。これまで練習したことをしっかり整理して、演奏に生かしましょう。

 
【シティライフに掲載されました!】
 このたび、めでたく地元のコミュニティ紙「シティライフ」さんにオーケストラの紹介記事がな、なんと一面に掲載されました!
 演奏会を前にして、これは大変ありがたい後ろ盾となります。シティライフさん、ありがとうございます。
 記事は、
こちらからもご覧になれます。
 こんなに大きく取り上げてもらったのだから、いい演奏会にしなくちゃね! みんな、頑張れ〜〜!!
 
 2016年5月28日(土) 18:30〜21:00 悲愴3,4楽章&ファウストE,D,F,G

  フランス音楽の極意!?

 
 今日は、ちょっとしたイベントがあり、いつもとは少し違った雰囲気・・・。何かは後日のお楽しみ☆
 今日は、悲愴の3楽章から。みんなの力量を加味してか、テンポは前回よりゆっくりめ? 今日は、コンミスが不在のため、るね先生がコンマス席へ。そして、今回副コンマスを引き受けて下さったエキストラS子さん、さらにS子さんのお母様(お母様もVn奏者!)も参加して下さり、1stヴァイオリンは超充実。2ndにはT美さん、コントラバスにも石橋先生とN坂さんが参加して下さり、とても心強かったです。
 3楽章はリズムが命。まずは音符の長さを正確に弾くことを心がけましょう。16分音符がアバウトにならないように。
 4楽章はテンポの揺れがかなりあります。先へ進むのか、ritするのか、楽譜に書き込むのはもちろんのこと、マエストロのタクトを見て、しっかり合わせましょう。
 この時期、練習室はサウナ状態になるため、2回ほど休憩を取り、窓を全開して空気の入れ替え。外からの風が涼し〜い。
 後半は、ファウストの後半4曲。バレエ音楽なので、バレリーナがどう踊るのかイメージして弾くといいですね。マエストロが、「Fの冒頭は、バレリーナ登場だからそれらしくね。」とポーズしながら説明してくれましたが、最後の2ポーズはまるでコントのようで、みんなから笑いが・・・。
 さて、おふざけは置いといて、大事なお話です。
 「フランスの音楽は特定のどこかに重みをおいたりしない。アクセントがあっても、グッと押さえて強く弾いたりしないで、弓のスピードで音に変化をつけるように。そこが、ドイツ音楽やロシア音楽と違うところ。今回は、フランスとロシアの音楽をやるのだから、前半と後半でオケが変わったのかと思うくらい、弾き方を工夫して、お客様にその2種類の音楽を楽しんでもらいましょう!」
 ひゃー、これって相当高度なのでは・・・。みんなはどれくらいマエストロのこの要望に応えられるだろうか。これからのがんばりが全て。
 とにかく、チャレンジあるのみだね!
 2016年3月〜5月 

  いや〜、めでたい!!!


 すっかりご無沙汰のオケ練日記になってしまいました。。。反省。
 さて、この2ヶ月の間に、オケでは嬉しいことが続いております♪
 まず、トランペットに待望の若者Mくんが4月に入会しました! ObのYちゃんの吹奏楽部仲間だそうです。オケの平均年齢、下がりました〜。
 さらに、TubaにもAくんが入会しました。な、な、なんと現役大学生。オケの平均年齢がさらにググッと下がりました〜〜。楽友協会オケの将来は安泰だー!
 \(^o^)/  なんちゃって。(笑)
 あとは、弦楽器、特にヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバスの団員が増えれば、もう言うことなしなんだけど。どこかに弦楽器奏者いませんかぁ?

 嬉しいこと−その2は・・・この春、ご結婚された方がなんと三人もいるんです!
 Vn.1のAさんはお嫁に行き、苗字が変わりました。とっても幸せそうです♪
 そして、マエストロの教え子でもあるK&MのVcカップルも先日、めでたく挙式を。
 4月のとある練習日に、この3人をオケのみんなで祝福するサプライズイベントを行いました。
 弦メンバーによるワーグナーの「結婚行進曲」が流れる中、管メンバーがクラッカーを鳴らしたり、プレゼントを渡したりと、賑やかな練習日となりました。
 次は誰かな〜〜〜〜??

 今年の楽友協会オケは幸先がいいようです♪
 
 肝心の練習はというと、、いや〜、まだまだみんなエンジンのかかりがイマイチですかね。
 チャイコの3楽章は、弦も管も、かなり曲に振り回されている感じです。(>_<)
 練習あるのみ・・・です。ファイト!
 
 2016年3月12日(土) 18:30〜21:00 ファウスト4〜7(tutti) 悲愴3楽章(弦練)

  音符の長さを正確に!


 分奏、ミーティングをはさんで、3週間ぶりのtutti。
 今日は、2ndヴァイオリンがちょっと寂し気だったけど、他パートはかなり出席率がよく、みんなの意気込みが感じられました。
 練習は「ファウスト」から。と、ここで一つ問題が。先生のスコアは各曲が数字(1〜7)で表記されているのに、みんなのパート譜はアルファベット(a〜g)となっている。練習時間をロスしたくないので、各自でアルファベットの横に数字も書いておいて下さい。(すぐに、4→dと変換できる人はいいけど。笑)
 ついでに、各曲がどんな性質、シーンのものなのか、すぐわかるように、各曲の余白に下記のような「タイトル」を書き込んでおくと、イメージが湧いて、それらしい音になるかも。

 1 ヌビア人の娘の踊り(アレグレット)
 2 クレオパトラと金の杯(アダージォ)
 3 ヌビア人の奴隷の踊り(アレグレット)
 4 クレオパトラと奴隷の踊り(モデラート・マエストーソ)
 5 トロイ人の娘の踊り(モデラート・コン・モート)
 6 鏡の踊り(アレグレット)
 7 フリネの踊り(アレグロ・ヴィーヴォ)

 さて、tuttiは前回の続きということで、4〜7を合わせました。
 それぞれの細かい指摘については、コンミスのレッスンノートに任せるとして、全体的に言われたことは、
 [4]
 ・4分音符は音符分しっかり伸ばす
 ・8分音符は短めに

 ・19小節目からのメロディーは、16分休符+16分音符のリズムを正確に。(3連符のようにならない)
 
 [5]
 ・37小節目からのメロディーは、出遅れないで正確に。
 ・37小節目からのメロディーのスラーの終わりの音が短くなり過ぎないように。
 ・伴奏もタイやスラーの終わりの4分音符は長さを正確に。
 ・74小節目、82小節目の4拍目が頂点になるようにcresc.
 ・93小節目からの4分音符は長さを保ち、音の動くパートは少し目立って。

 [6]
 ・メロディーの6連符は団子状にならず、3+3の感じで急がない。
 ・16小節目、21小節目などメロディーの16分音符は短く
 ・37小節目からの弦楽器は管楽器を煽らないで、落ち着いて
 
 [7]
 ・テンポ・・・とっても速いです!(4分音符=160!!)
 ・7〜8小節目の木管とVnはリズムを正確に合わせて。(アバウトに弾いてはダメ!)
 ・15小節目2拍目のような音型が出てきたら、常に強く目立たせて。
 ・34小節目の弦楽器は粘り過ぎて、テンポからはみ出ないように
 ・60小節目の木管と弦は16分音符の動きをしっかり合わせる。
 ・84小節目アウフタクトからは少し柔らかい音楽にする。(アウフタクトの8分音符も短すぎないように)
 ・84小節目からのメロディーは8分休符があっても、流れが途切れないように、つながりを持って。
 ・89小節目からcresc.するが、92小節目頭でいきなりpに落とし、もう一度cresc.
 ・125〜126、129〜134、139〜142は管、弦とも中・低音楽器の動きをはっきり出す。
 ・147からはさらに速くなるので、指揮の前振りをよく見て、乗り遅れないように。

 ざっと、こんな感じでした。
 後半の悲愴3楽章の弦分奏については、レッスンノートで確認して下さい。

 次回は、いよいよ、悲愴の3、4楽章の合わせ。みんな、マエストロについていけるかな〜?!
 2016年2月20日(土) 18:30〜21:00 悲愴第2楽章

  悲しみの表現・・・


 1ヶ月ぶりの日記になってしまいました・・・。今日も嬉しいことに、チェロに1名の女子が入会しました! チェロはもう団員だけでOKな人数が揃いました。あとはヴァイオリン、ヴィオラが増えれば、さらにいいんだけど。

 さて、今日のお題は「悲愴・第2楽章」。優雅なワルツで始まり、中間部は一転、物悲しく哀愁を帯びた旋律に、そして優雅なワルツに戻り、最後はやはりもの悲しさをひきずって終わる。という構成の楽章なんだけど、“物悲しさ、哀愁”の表現が何とも難しい。まずは気持ちがそうならないと、音もそうはならない。でも、みんなの音はどうしても明るさが抜けない。さて、どうしたものでしょう? これはそれぞれ次までの課題かな。
 そんな中、「君、音が明るすぎるよ〜。」と吉田マエストロから、特にかまわれていたのはチェロのKスケくん。今、幸せいっぱいの彼に、“哀愁”の表現は難しいかもねぇ。。。

 その他、細かい指摘については、コンミスのレッスン・ノートをご参照下さい。

 次回は、弦分奏。(という訳で、オケ練日記は次のtutti練習の後になるのかな?)
 
 2016年1月16日(土) 18:30〜21:00 グノー「ファウスト」

  ようこそ、楽友協会オケへ♪♪


 2016年
、市原市楽友協会オーケストラにとって大変喜ばしい年になる予感が!
 というのも、初tuttiとなるこの日、ヴァイオリンに2名、チェロに1名の若者が入会しました。 めでたい、めでたい!!
 3名の新人さん、これから末永くよろしくお願いいたします♪

 さて、本日の練習は、グノーの「ファウスト」よりバレエ音楽。
 どんな曲かというと・・・
 「ファウスト」、もともとは曲と曲の間にセリフを伴う軽めのオペラ(オペラ・コミーク)として1859年に初演されましたが、10年後の1869年に、セ リフの部分も歌に置き換えた本格的なグランド・オペラとして改訂されました。その際、オペラに花を添えるべく第5幕の前半に新たに加えられたのがこのバレ エ音楽です。もちろん、思わず口ずさんでしまいたくなるような美しいメロディーが随所にちりばめられています。
 この場面はハルツ山脈のブロッケン山、時はワルプルギスの夜(5/1のイヴ)。わけのわからないままファウストはメフィストフェレスに連れられ てここまで来ました。不安になり逃げ帰ろうとするファウスト。そこをメフィストフェレスが「まぁ朝まで飲み明かそう」と引き止め、合図をする。すると辺り は昼間のように明るくなり、古今の美女が現れ、宴が始まる…と、ここで以下7曲のバレエ音楽の始まりとなります。なお、曲間は全てアタッカ(休みなし)で 続けて演奏されます。
 1 ヌビア人の娘の踊り(アレグレット)
 2 クレオパトラと金の杯(アダージォ)
 3 ヌビア人の奴隷の踊り(アレグレット)
 4 クレオパトラと奴隷の踊り(モデラート・マエストーソ)
 5 トロイ人の娘の踊り(モデラート・コン・モート)
 6 鏡の踊り(アレグレット)
 7 フリネの踊り(アレグロ・ヴィーヴォ)
 だそうです。

 初回にしては、まあまあ流れましたね。吉田マエストロからも「お、今日は最後までいけそうだね。笑」とお褒め(?)の言葉が。
 要点を少しだけかいつまんで練習しました。
 また、練習記号が追加されましたので、欠席した人は次回までに必ず記入してきて下さい。
 《追加練習記号》 ※各曲目もアルファベットで記載されていますので、混乱しないように!
  A ヌビア人の娘の踊り(アレグレット)
    A・・・51小節目
    A’(Aダッシュ)・・・67小節目
    B・・・83小節目
    C・・・97小節目
    D・・・113小節目
    E・・・125小節目

  B クレオパトラと金の杯(アダージョ)
    A・・・20小節目
    B・・・30小節目
    C・・・45小節目

  C ヌビア人の奴隷の踊り(アレグレット)
    A・・・31小節目
    B・・・51小節目

  D
 クレオパトラと奴隷の踊り(モデラート・マエストーソ)
    A・・・19小節目
    B・・・35小節目

  E トロイ人の娘の踊り(モデラート・コン・モート)
    A・・・37小節目
    B・・・53小節目
    C・・・69小節目
    C・・・85小節目

  F 鏡の踊り(アレグレット)
    A・・・37小節目

  G フリネの踊り(アレグロ・ヴィーヴォ)
    −A(マイナスA)・・・34小節目
    A・・・50小節目
    A+(Aプラス)・・・62小節目
    B・・・84小節目
    B’(Bダッシュ)・・・108小節目
    C・・・123小節目

 先生から指摘があった点について、タクトがメモしたのは下記です。
 《A》
 ・冒頭は1つ振り
 ・56小節目(A’1小節前)でritし、A’でa tempo
 ・131小節目からFl、Cl、Vnは1小節ごとに音色を変える
 
 《B》
 ・20小節目(A)からのスタカートはできるだけ短くして軽やかに。
 
 《C》
 ・16小節目からの木管のタイの音は出したら抜く感じで。
 ・32、34小節目のHrはpでも音の出だしをはっきりと
 ・32、34小節目の木管は頭ではなく裏拍の音を強調して吹く
 ・34、42小節目の木管は1拍目から2拍目の頭までスラーをつける
 ・46小節目から50小節目のfに向かってクレシェンド!!(Bはすぐにp)
 ・65小節目の最後の音と66小節目の頭の音はクレシェンドの頂点、目立たせる
 ・74小節目からのFg、Tb、Vcは音程がわかるようにしっかり弾く
 
 《D》
 ・
頭からの4分音符は長め(でも音は2拍目の寸前まで。長くなり過ぎない)、8分音符は短めに
 ・3小節目からのVnのメロディーはスラーの終わりの8分音符は少し短めに(はねる感じ)
  (Bからも同様に)
 ・Aからの頭の8分音符は短め
 
 《E》
 ・21小節目からの弦楽器のメロディーは1小節一弓で弾いているように大きなフレーズで(細切れにならない)
 ・Aからの8分音符はスラーの始まりの音はテヌート気味、スラーの終わりの音は少し控えめに。
 ・70小節目のVa、Vc、Cbは大きめに
 ・Vnは71小節目、73小節目の頭の音が大きくならないように。(ボーイングの都合で)
 ・93小節目からの木管の4分音符は拍分ちゃんと伸ばす。(でも、遅くならずテンポで)

 《F》
 ・伴奏の8分音符は固めに
 ・メロディーの6連符は固まり過ぎないように。(3連符+3連符くらいのゆるい感じ?)
 ・Aからの16分音符は極力短くスタカート、しかもp!
 ・Aからの弦楽器は急がない。(テンポで!)
 
 《G》
 ・16分音符は鋭く、激した音で
 ・15、19小節目の2拍目は少し強めにはっきり
 ・34小節目からの弦楽器は極力ねちっこく(悪魔の踊り?)
 ・43小節目の弦楽器のCisは低くならないように。(半音階の流れ)
 ・Bからはレガート。アウフタクトの8分音符はテヌート気味に(短くしない)
 ・最後3小節、2小節の2拍目は全員お休み。飛び出さないように!

 練習記号、先生の指摘事項ともに、必ずパート内で確認して下さい。(タクトのメモが誤っていることもあります)
なお、今回使用しているパート譜はフランスの出版社が元となっているので、4分休符が8分休符を左右反転した表記になっています。惑わされないように気をつけて!

 次回は、前半が悲愴1楽章の弦練習、後半がファウストの合わせです。予習、復習、よろしく♪

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